今季からプレナスなでしこリーグ2部に参入するアンジュヴィオレ広島が3月8日、広島市中区のホテルで新メンバー発表会と激励会を開催した。
今季、チャレンジリーグでのスタートとなるバニーズ京都SCなどから大量12人の移籍選手、新加入選手を迎えたアンジュヴィオレ広島は、Aチーム、Bチームの編成も可能な31選手が所属する大所帯となって「目標として1位を目指す」(奥村優之GM兼監督)戦力が揃った。
全選手が一同に会しての会見ではひとりひとりが今季の抱負などを述べ、新たな舞台での健闘を誓い合った。
バニーズ京都SCから移籍のFW山口友里恵選手(中央)
武田キャプテンは「31人に増えたので、チームワークで戦っていきたい」とコメントした。
アンジュヴィオレ広島には、昨春のFIFAU-17ワールドカップで世界の頂点に立った斎原みず稀、2月のU-16日本女子代表米国遠征メンバーに選ばれた加藤希とすでに将来の日本女子サッカーを背負って立つ逸材も育ちつつある。
斎原選手(左)と葛馬選手(右)とともに未来の得点源として期待される広島文教女子大付属高校から加入の江頭鮎季(えがしら・あゆき)選手(中央)
広島から世界へ、そしてなでしこ1部へ昇格して広島女子サッカー開花へ…
チームはあす以降、最終調整を急ぐと同時に10日(火)、17日(火)には医療法人社団 飛翔会のバックアップを受け、フィジカルチェックも行う。
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アンジュヴィオレ広島の開幕戦は3月29日(日)のAC長野パルセイロ・レディース戦(南長野運動公園総合球技場)で、地元開幕戦は4月5日(日)の日体大SC横浜戦(コカ・コーラウエスト広島スタジアム)。
なお、昨シーズン所属したチャレンジリーグのクラブの中では入場者数トップを記録したアンジュヴィオレ広島だが、今シーズンからは有料試合となるため、より市民・県民に興味・関心を持ってもらうことがポイントになる。
クラブでは賛助会員募集ととももに、同会員を対象としたホームゲーム10試合分のシーズンチケット希望者も募っている。チケットは通常価格が大人1500円、小・中・高校生が500円だが、シーズンチケットは10枚で1万円。
賛助会員募集
シーズンチケット
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公式グッズ
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奥村GM兼監督の話
昨シーズン終わりに(チェレンジリーグ3位に食い込んだ)ノジマに勝ったことが勢いになっている。我々は10位だったが、他のチームにはなぜ負けたのか、ある程度分析できている。今までは中盤での展開ができなかったが新しく入ってきた選手を含めてハーフウェーラインをうまく越えていける戦術をこちらからある程度、要求する。昨シーズンまでは選手に任せる部分が多かった。同じチームと3度当たる21試合なので戦い方が変わっていく。今いる31名をうまく配置できる。これまでにお世話になってきた指導者のみなさんの関係があってアンジュヴィオレ広島にこうして大勢の選手に来てもらえた。将来的にはこの中からワールドカップ、2020年の東京オリンピックに出る選手を育てていきたい。