ウエスタン・リーグは9月20日、ソフトバンクが阪神戦(滋賀県、守山市民球場)に5-1で勝ち4年連続10度目の優勝を決めた。
2016年供用開始の二軍の新拠点を福岡県筑後市に建設中のソフトバンクは三軍制を敷き、先ごろパ・リーグ優勝を早々と決めた一軍の後方支援体勢は充実の一途をたどっている。
そんなソフトバンクに「待った!」をかけかけたのが広島。
春先からの快進撃で7月上旬にはソフトバンクに7・5差をつけ独走態勢だったが、8月4日からの敵地、雁ノ巣で3連敗。しかも第2戦では満塁ホームラン2発を許すなど5対21の大敗を喫した。
この3連戦で2・5差に詰め寄られた広島は8月23日、ソフトバンクに首位の座を明け渡し、その後はしだいにゲーム差をつけられた。
広島はウエスタン・リーグ最終カード、ソフトバンク3連戦を25日から雁の巣で迎える。最後に「大逆転」の夢を繋いできた戦いも、この日、本拠地の山口県由宇練習場での最終戦(中日戦、3-4で敗戦)に詰めかけた2500人を超えるカープファンの見守る中での幕引き、となった。