チャンピオンシップに続きみたびガンバと激突！サンフレッチェ広島「この仲間たちと元旦へ」

2015年12月28日: 編集部

軽めの前日練習となり、アップからリラックスムード

Ｊ１王者で世界３位の座も手にしたサンフレッチェ広島が、天皇杯でも頂点を極めることになりそうだ。

「１２月２６日の時点でもう元旦に行きたいという思いで戦っていると思うし、ヤマも何人かの選手、スタッフもシーズンが終われば替わる、プロの世界だから当たり前。今のチームで一日でも長く戦っていきたい、元旦まで戦えるようにしたいです」（森保監督）

「高２の時、選手権で勝つことだけ考えていた。このチームで一日でも長くやりたいと思ったから。気がついたら決勝まで来ていた。今の僕があるのもその時の経験があるからです。今もそれしか考えていません」（この90回大会で初戦から決勝まで得点をあげ得点王になった浅野）

そう、今の仲間たちと、世界３位まで上り詰めた素晴らしいこのメンバーで１試合でも長く…、その気持ちがあれば…

サンフレッチェ広島はあす12月29日、大阪のヤンマースタジアム長居でチャンピオンシップで死闘を演じたガンバ大阪との天皇杯準決勝に臨む。

「勝つほどに試合数が増える」サッカーの世界において「それは幸せなこと」と森保監督。そうは言っても１１月２２日のＪリーグ第２Ｓ最終戦のあと、12月に入ってすでに７試合を消化…

１１月２２日Ｊ１最終節、湘南ベルマーレ戦５－０〇（エディオン）

１２月２日、チャンピオンシップ、ガンバ大阪戦３－２〇（万博）
１２月５日、チャンピオンシップ、ガンバ大阪戦１－１△（エディオン）
１２月１０日、クラブＷ杯、オークランド・シティ戦２－０〇（横浜国際）
１２月１３日、クラブＷ杯、マゼンベ戦３－０〇（大阪長居）
１２月１６日、クラブＷ杯、リバープレート戦０－１●（大阪長居）
１２月２０日、クラブＷ杯、広州恒大戦２－１〇（横浜国際）
１２月２６日、天皇杯準々決勝、ＦＣ東京戦２－１〇（長崎）

あすが１２月８試合目、今季公式戦５１戦目となるが「ここまできてバタバタする必要はないと思います。これまでにやってきた自信を大切にして…、相手のこともあるけど自分たちがどれだけいいエネルギー、パワーをもって試合に臨めるかが大切だと思う」（森保監督）と準々決勝、準決勝、決勝と連続中２日での”極上”の舞台に挑む。

クラブワールドカップで負傷した野津田、柴崎は別メニュー。おまけに「両足を痛めた」（森保監督）ドウグラスも練習できず。

さらに過密日程のフィジカル、メンタルコンディションを考慮して練習内容自体もいつもの前日練習とは大幅に違う内容で、主力組とサブに分かれて行う11対11さえなし、となった。

だが「クラブワールドカップの舞台でもメンバーを入れ替えて結果を出すことができた。よりフレッシュな選手が出て結果を出してくれればいい」と森保監督。

天皇杯　20151228
練習後の円陣で、森保監督が声をかける