旧広島市民球場で開催されたコンサートの模様。Hiroshima Peace Memorial Stadiumで、世界中のミュージシャンが集う、世界平和記念ミュージックフェスタを開催することも新スタジアムの重要な役目となる。
サンフレッチェ広島3月3日、新スタジアム「Hiroshima Peace Memorial Stadium」(仮)をマスコミなどを通じて公表する。
この新スタジアム提案のニュースは2月10日午後3時過ぎ、ひろスポ!でもアップしたが、その後のアクセス数は瞬く間に1万件近くに達した。
いかに広島人、サンフレッチェ広島を愛する全国の、いや世界中のサポーターの関心が高いか分かる。
「広島の新サッカースタジアム問題、サンフレッチェ広島提案を起爆剤にソーシャルメディア一気に活性化の可能性」とタイトルに記し「Hiroshima Peace Memorial Stadiumに世界中から寄付を募れ!」としたが、これが「宇品」なら、まったく違ってくる。
世界に誇る知名度、世界中の人たちが特別な思いで見てくれているHiroshima。
それは「宇品」ではない。サンフレッチェ広島の久保会長が「なるべく原爆ドームに近い立地がいい」と言うとおり、旧広島市民球場跡がスタジアム建設候補地にふさわしい。
3月3日の会見ではスタジアムの具体的なスペックや運営方法、資金調達方法が明らかにされることだろう。そこでは当然、建設費140億円のうち75%を募金によって集めたガンバ大阪方式についても触れられるはずだ。
ガンバ大阪は松下電器産業サッカー部を母体に、Jリーグ創設当時のオリジナル10としてJリーグの顔に成長してきた。現在はJリーグトップ5の経営力を誇る。その”原動力”となっているのは当然ながらパナソニック株式会社の強力な後押しである。地元で寄付を募れば賛同も得やすい。
広島はどうか?
広島方式を考えるなら「平和記念公園とセットで造る平和記念スタジアムを、平和を願う世界中の人々とともに創る」ということになるだろう。しかもサンフレッチェ広島はクラブワールドカップ3位の世界的クラブで、今月後半からはまたアジアの雄を競うACLに出場する。
これは広島だけの話ではない。世界中の人たちが広島を訪れ、原爆ドームに「核廃絶」を願い「広島平和記念スタジアム」に「未来永劫の世界平和」を願う。
すでに、ソーシャルメディアではHiroshima Peace Memorial Stadium を後押しする動きが始まっている。やがて大きなうねりとなる可能性がある。
そして、ソーシャルメディアの力によって世界の想いがひとつになった時、「宇品か跡地か」などという”広島のご都合主義”がいかに無意味であるかを、関係者は知ることになるだろう。
宇品にスタジアムが来ればそれで地元に賑わいも生まれ、懐が潤う人たちがいる…。そんな話とはまったく次元の異なる、人類の「メモリアル」や「レガシー」を生み出すための、広島スポーツ100年を考えた場合にはおそらく最大にして最も崇高な取り組み、である。
広島新サッカースタジアム取材班
ソーシャルメディアの動き一例
ツイッターで、広島・松井市長へスタジアムを巡る思いを届けよう!
@wantnewstadium
本アカウントは新スタジアムを市民球場跡地に作ってほしいという皆様の意見を広島市長及び関係者に伝えたいという思いで作成いたしました。管理者が毎日、広島市長へお手紙を出します。そこへ、Twitterにおける新スタジアムへの意見のスクリーンショットをまとめて同封したいと考えております。サンフレ新スタへの意見をリプライにてください!市長にぶつけます!!!