アンジュヴィオレ広島の応援に駆けつけたサポーター
2016プレナスなでしこリーグ2部第13節(9月11日、呉市総合スポーツセンター陸上競技場)
アンジュヴィオレ広島はセレッソ大阪堺レディース戦をホームに迎え、勝ち点を狙ったが0-3で完敗した。
前半は0-0で折り返し、引き分けも狙えた試合だったが、後半20分、右サイドを突かれて先制されると1分後にはオウンゴール。試合終了間際に3点目を失い、最初の失点から一気に流れを手放した。
アンジュヴィオレ広島スタメン
GK 上谷久美子
DF 櫻林亜佐子、齊藤仁美、武田裕季、石川詩織
MF 倉本あや、渡辺和美、小松未奈、赤嶺美月
FW 内山朋香、王湘惠(ワン・シャンウェイ)
奥村優之ゼネラルマネージャーの監督兼任と貞清健一ヘッドコーチの新体制で臨んだ一戦は今季を通じて初めてFW王をフルタイム起用、内山とのツートップで得点を狙ったが上位をキープする相手の守りは固く、王湘惠はシュート1本、内山の3本もゴールネットを揺らすことはできなかった。
相手は10代の選手ばかりで後半になれば運動量の差が出てくることも予想された。「後半の選手の代え時が難しかった」と奥村GM兼監督。相手のギアが上がったところでどう対処していくのか、得点力のアップとともに課題は少なくない。
これで6月から8月にかけて行われたカップ戦と合わせてセレッソ大阪堺レディースには3戦連続完封負けとなった。
前節まで勝ち点9で9位のニッパツ横浜FCシーガルスがスフィーダ世田谷FCに4-1で勝ったため勝ち点は12となり、1勝2分け10敗で勝ち点5のままのアンジュヴィオレ広島はさらに苦しくなってきた。
リーグ戦は残り5試合。まだ未勝利のホームゲームはあと2試合。今節も808人のサポーターが集まったがその声援に応えるためにもいよいよ負けられない戦いを続けるしかないところまで追い込まれた。