「カープ球団と広島市民」広島市所蔵資料展、開催を記念してテープカット
広島市所蔵のカープの資料を市民らに公開する「カープ球団と広島市民」広島市所蔵資料展が11月3日、広島市中区の旧日本銀行広島支店で始まった。入場無料。11月13日(日)まで。開館時間は午前10時から午後5時。
カープ球団と、広島市民らファンの支援を中心にした貴重な資料が展示されている。
オープニングセレモニーにはカープOB会の会長も務める安仁屋宗八氏と、球団創設からほどなくして合併の危機を迎えたチームにあって投手として活躍し、のちにはチーフスカウトとしても活躍した備前喜夫氏の妻、由貴子さんが招かれた。
安仁屋氏と談笑する由紀子さん、右端は広島市の谷本睦志市民局
安仁屋氏はテープカットに先立ち、あいさつ。その中で次のように語った。
「今年カープは惜しくも日本一は逃したものの、リーグ優勝を成し遂げました。カープ黄金期がまたやって来ます。昭和50年、初優勝から四半世紀、25年ぶりの優勝で広島市民もものすごく盛り上がったと思います」
「きょうはこの旧日本銀行広島支店に備前さんのユニホーム、背番号16も展示されました。僕が入団した時、備前さんのあとを継いで背番号16をもらいました。その時、備前さんがコーチをされていました」
「ものすごく厳しい練習をさせられた、したんじゃなくて、させられたことを今でも覚えています。ですから背番号16、備前さんにもまた奥さんにも入団当初からずっとかわいがってもらいました。本当にありがとうございました」
「カープは日本一番を逃したことで来年の目標がまたひとつできました。来年はぜひ、一丸となってリーグ優勝、そして日本一を目指してがんばってもらいたいと思います」
あいさつする安仁屋氏
展示フロアは旧日銀広島支店の3階フロア。2日後、11月5日にはこの場所から徒歩1分の平和大通でカープ優勝パレードが行われる。
問い合わせは広島市市民局文化スポーツ部文化振興課、電話082・504・2500
1967年から使われている応援旗、デザインは今も変わらない
応援団はっぴ
トロフィー。右は1956年、太田垣(後の備前)投手がオールスター戦に出場した時のもの、左は同投手が通算100勝をマークした際、ラジオ中国(現中国放送)から贈られたもの。
1956年のみ使用されたビジターモデル。太田垣投手使用。
手前は1975年初優勝を祝って製作された優勝記念ジャンパー、古葉監督、外木場投手、ホプキンス選手、山本浩二選手、松田耕平オーナーらのサインが入る
中央が旧日銀広島支店、その奥に平和大通がある
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