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2015年09月14日
編集部

「カープ初優勝」から40年…、黒田博樹、野球を通じ世界平和を願い、広島の顔として国連親善大使に就任!

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市民球場ラストの日の原爆ドーム
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    SRC

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    ダグ

  • レッドヘルメット

旧広島市民球場での広島戦ラストゲームの日(2008年9月28日)のスタンド風景と原爆ドーム

 

広島の黒田博樹投手が国連訓練調査研究所(ユニタール)から「初の親善大使」に任命され9月14日、マツダスタジアムで任命式があった。

青いユニホームで会見した黒田は「こんな色のユニホームは着たことがありませんね。少しでも力になりたいと思いますし、自分が務めることで若い世代の人が関心をもってくれればいい」と話し、その言葉に思いを込めた。

大阪出身の黒田は2007年オフにメジャーリーグ移籍を決意する前から「お好み焼きは広島風!広島は僕の故郷になった」と話すほど。昨年夏に大規模土砂災害に見舞われた市内の災害現場を単身、訪れて黙々と後片付けを手伝うなどユニホームを脱いでいても「男気」のある振る舞い、言動にはプロ野球の一選手を超えたメッセージ力が内包されている。

すでに一部を残して解体された旧広島市民球場時代には毎日のように原爆ドームを目にしながら球場に通っており、また日米を股にかけて活躍したことから国際平和、国際貢献に関する興味・関心も非常に深い。

黒田博樹
旧広島市民球場グラウンドを駆ける「黒田博樹」

黒田ピンストライプ
グラウンドを見つめる黒田の背中

ユニタールは「研修を専門とする国連機関」として、1965年に設立された。世界中で外交・経済発展・環境・平和・復興といった多分野における研修を行っている。本部はスイスのジュネーブ。

広島は「平和・復興」の研修の場にふさわしい場であり、地元の誘致活動もあって2003年7月に広島事務所が開設された。

原爆ドーム

黒田は今後、広島を通じて世界平和のメッセージを発信する、というマウンドでの立ち振る舞い以上に重要な役回りを任される。

任期は1年だが、広島の顔としてできる限り“続投”してもらえれば、野球を通じて世界各国・地域の人々の目に「広島復興」の「軌跡」と「奇跡」を広く知ってもらえることになるだろう。

「カープ選手諸君、君たちはカープの仕事が何なのかをまったく理解しないままプレーしている…」

もう40年以上も前、「優勝」とは無縁だった広島を率いることになったジョー・ルーツ監督も当時、3年連続最下位に沈んでいた広島のナインにそう語りかけ、そして戦後復興の証としてチームに初のリーグ優勝をもたらした。

赤ヘルを導入して戦うチームのあるべき姿を示すと同時にルーツ監督はまずナインにこう伝えた。

「カープを応援してくれる人たちが心から喜んでくれて、そして気持ちよく自分たちの仕事をしてくれる。そういうことがひとつひとつ重なって、この広島の街や地域が活性化していくということを考えたことがありますか?そういう雰囲気を作っていくことこそがカープの使命なのですよ」

ルーツから古葉監督にシーズン途中でバトンタッチして悲願の優勝を遂げてから今年で40年。そして人類初の原爆投下と戦後から70年。

黒田ボード
マツダスタジアム

国連から黒田に手渡された青いユニホームに込められた願いは広島の願いそのもので、「国連デー」のマツダスタジアムにブルーの国連旗が翻る日はそう遠くない話だろう。

青いユニホーム

ひろスポ!「広島スポーツ100年」取材班

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