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2016年12月31日
編集部

左膝手術の朝山も全試合出場中!広島ドラゴンフライズをバックアップする寛田司チームドクター、「ベテランの踏ん張り」に大きな手応え

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寛田クリニック
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今年最終戦、東京エクセレンス戦のあと選手とともにファンとハイタッチして回った寛田チームドクター(中央)、その右は高橋大輔ストレングスコーチ

広島ドラゴンフライズをバックアップする寛田司チームドクター(飛翔会グループCEO・医療法人社団飛翔会 理事長)に、チームのフィジカル面を中心に「ドクター」の目から見た現状と課題を12月31日、東京エクセレンス戦のあと聞いた。

寛田チームドクターの話

フィジカル面から見てチームとして十分な状況かと言えばそうではないんです。そこは強化していきたいところなのですが、中でも山田、朝山のベテラン2選手はまだこちらの望むところにまで達していません。

でもシーズン中ですから、そこは少しずつ上げてもらえるように課題を持ってやってもらっています。きょう、山田大治選手は良かったですね!こうして頑張るためには、しっかりトレーニングして準備しておかないといけません。

朝山正悟選手も同じようにしっかりやっていて、ベテランがこうしてやり続けてくれていることがとても大事なんです。それを見ると若手もやらざるを得ませんからね。若手もよくやっていますがベテランがしっかりとした軸を作ってくれています。

途中、キャメロン・リドリーがアキレス腱断裂という非常に不運なケガに見舞われました。そこで全体的に少し心が折れかけたようにもなりました。でも、アジーズ・エンダイが来てくれて救われた。ただその間、多少チームがチグハグになってちょっと時間はかかりましたが悪い時も悪いなりにフィジカル的にもメンタル的にも立て直せるチームになってきました。

寛田クリニック
寛田チームドクターは試合後のクールダウンの時にも選手とコミュニケーションを取り”チェック”

ただ、今日みたいな試合もそうですが、ちょっとしたスキを突かれてやられてしまうことがありますよね。自滅と言うか…。そこは細かい部分、もうちょっと頑張るべきところで「もうこのへんでいいかな?」という気持ち、もうひとつ気持ちが出なくて半歩遅れる、そういうところが見受けられるのですが、それもみんな気づいて、負けることで学習して、それで今日のような逆転勝ちもある、ということだと思います。

今年最後のゲームは途中で修正できて、スタンドのお客さんに勝利をプレゼントできて良かったですよね!来年もそういう試合がどんどん増えるよう我々はしっかりアシストしたいですね。

朝山正悟
会見で個人的には「いい感じ」と語る朝山正悟

朝山選手の話

(開幕からのフィジカル面について)去年ケガ(1月に左膝手術)をして僕の中では”ちょっと早いかな”というタイミングで復帰させていだき、始めはだまし、だましでなかなかうまくいかないままプレーを続けていました。でも、その中でも個人としての目標である全試合出場に向けて半分終われたのは良かったと思います。徐々にプレータイムを伸ばし、自分のプレースタイルを少しずついい感じに持ってこれています。

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