ビスコ監督も思案のしどころ…(トップ画像は過去の試合から)
2017-18Vプレミアリーグ男子、レギュラーラウンド第1レグ 第4戦・パナソニックパンサーズ戦(11月4日・土曜日、福井県営体育館)
開幕から3週目に入りました。
チーム構成を少し変えて、控えOPの塚崎をベンチ外にし、WS井上慎一郎を入れてきました。それもこれも、ポスト越川と期待した山本将平が上手く機能していないからだと思います。
ベンチ入りメンバーの中が、山本、吉岡、久原、八子、安井、井上慎一郎と6人WSが占めてます。この布陣が暗示してるように、スターティングメンバーで出された選手が力を充分発揮出来ず、入替を頻繁に行うという、ビスコ監督が描く試合プランとはズレたことになっています。
パナソニックは、全日本に選出された選手がゴロゴロ居る上に、OP清水が故障から復帰。昨年はシーズン途中で故障離脱したクビアクも元気にプレー中。控えにも全日本選出されたメンバーやユニバ代表の主軸がいる、選手層が非常に厚いチームです。…不公平なくらい。でも、黒鷲旗決勝では破ったんですけどね。(あの時は越川がいましたが)
さて、試合結果は、
11-25
24-26
19-25
セットカウント0-3で負けました。
当然獲得ポイントは0。
4戦で、2勝2敗。ポイント5。苦しいですねぇ。
スターティングメンバーは、
WS:山本、吉岡
MB:中島、筧本
OP:エドガー
S:深津①
L:井上航
第1セット6-18の時点で…
S深津①→金子
WS:山本→八子
7-20で…
MB:筧本→町野
第2セットは、Sだけ元に戻し、八子、町野はそのまま。あぁ!!このセットを取っていれば!!たら、れば、はないけれど。
第3セットは、山本を戻してスタート。
途中で、町野→筧本に戻し。
9-15で深津兄弟対決に見切りをつけ、S金子に交代。
で、結局山本→八子。
15-21で、吉岡→井上慎一郎(デビュー戦だが、嬉しくないよな、こんな場面で)。
とにかく、試合になっていなかった第1セット。
殴られっぱなしで何の反撃も出来ず、たった20分足らず。高校生との試合?というくらい、パナの攻撃しか見てないです。
このセットだけでなく、この試合全体で、ですが、エドガーのスパイクが決まらなかったですね…。第1セットだけなら20%台の決定率。試合全体でも36%。これでは厳しい。相手には、清水とクビアク、2枚いるのだから。
決定的な、攻撃力の差があると思いました。
エドガーの攻撃は何故決まらなかったのか。
綺麗なパス→トスからエドガーにボールが行くことはほとんどなくて(それはこの試合に限ったことじゃないけど)、苦しい体勢からの攻撃が多い。それを、第1セット1ポイント目からブロックされて、エドガーも深津①も怯んだと思います。
比べてパナのS深津③は、リードにも守られて、大胆に攻撃を組んできました。要所でエドガーの攻撃をファインレシーブした永野やクビアクに、何度もやられました。
福澤の速い攻撃、クビアクのトリッキーな攻撃、清水の強烈かつ脚の長いスパイク、それに加えてミドルのクイック。深津③の思うようにやられてしまいました。
JT側の収穫はといえば、全セットでのパフォーマンスは難しかったのかもしれませんが、八子の守備&攻撃がとても効果的で、八子の調子も良かったこと。S金子との二枚替えで、もっと見て見たい、と思いました。
山本将平は、「自分が」「自分が」という見えない檻の中にいるように見えます。彼だけが選手ではないので、調子が出ない時には外して、肩の力を抜かせてあげてください。
久原なんかは、出たくてウズウズしてるハズですから、どんどん出せばいいと思う。
メンタルって、どうしようもないのかなあ、って、こういう試合見ると思う。自分たちからどんどん苦しい状況に持っていってしまう。なかなか気持ちを切り替えられない。そう思えば、越川はメンタルが強い選手だったな、と思います。へこたれる、という言葉は彼の辞書には載ってなかったんじゃないかな。
11/5(日)は、今季まだ0勝の堺ブレイザーズと対戦。尋常じゃない、「勝ちたい」気持ちをぶつけてくるでしょう。こちらも勝ちたいのは同じなのですから、気迫負けしないように、ね。
頑張れ!!
JTサンダーズ!!
(ちゃこ)