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2017年11月13日
編集部

3選を果たした広島県の湯崎知事に望まれること、サッカースタジアム問題硬直化の原因は非公開の4者会談

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湯崎
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トップ画像は2015年7月22日に広島商工会議所内で行われた3者会談の模様、この場で湯崎知事(中央)、松井市長(右)、深山会頭(左)の3者が旧広島市民球場跡地より広島みなと公園が「優位である」と結論づけた、そこからもう2年と4カ月…

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松井市長、湯崎知事らトップ会談でサッカースタジアムは”筋書き”通り「宇品へ…」とはいかない切実な事情、このままでは空中分解の可能性大(2015年7月22日)
hirospo.com/pickup/19850.html

 

任期満了に伴う広島県知事選挙は11月12日、投開票されて現職の湯崎英彦氏(52)が無所属新人の高見篤己氏(65)を破り3選を果たした。

午後8時に投票が締め切られそのあとほどなく湯崎氏の当選が決まった。最初から勝負にならなかったし、最初から最後まで盛り上がりに欠けた選挙だった。投票率は31.09%で、前回の31.97%を下回った。

広島県民は誰が知事になろうと興味なし、という訳か。いや最初から勝負あり、だから動機づけが難しい。

それでも湯崎氏は”続投”によりこれまでの”宿題”も着実にこなしていくことになる。そこでは優先順位が肝要になる。

 

寂れ行く負け組の広島空港や、福岡などに大差をつけられた超大型客船への対応など、インバウンドの急増にも対処すべく、官民ファンド、都市圏東部JR立体化、鞆の浦ほか緊急課題は山積している。広島県警の8500万円窃盗事件もそうだ。県警内での死者まで出している。

教育問題もしかり。広島は戦前からの教育の拠点であり、島しょ部におカネと人を投入して新たな教育施設を造っている余裕などない。広島の教育問題も長らく山積したままで、優先順位を間違えるとあとで大きなツケを払うことにもなりかねない。

教育とは知育・徳育・体育さらには食育…

教育基本法にはその手の話がいろいろ書かれている。で、体育…サッカースタジアム問題である。

 

ひろスポ!で11月9日にアップした…

市議会で「サッカースタジアム検討協議会として、広島市の指導で最初から広島みなと公園の方へ導いていたと推測したくなります」の発言、そのとおりだからぜんぜん進まない
hirospo.com/pickup/42050.html

…の記事の中では次のように記した。

広島のサッカースタジアム問題が松井市長になって以降、進まなくなった大きなターニングポイントは2つ。

2つ目は、サンフレッチェ広島の久保允誉会長が「公開で」と要望したのに松井市長、湯崎知事、広島商工会議所の深山会頭が4者会談を「非公開」にした時。2016年9月8日と14日の2回だ。

この時、湯崎知事は、可能な限り早く候補地を絞り込み、建設の方向性を示したいとの考えを示したが、そうはなっていない。

この点については別の機会にはっきり触れる。

ひとつ目は、サッカースタジアム検討協議会という形だけの協議会で広島みなと公園ありきの話し合いを長々と引き伸ばし、何も深堀せぬまま強制終了させたことだ。

引用は以上

 

サッカースタジアム問題が進まなくなった2つ目のポイント。それは、2016年9月8日と14日の2回、サンフレッチェ広島の久保允誉会長と湯崎知事、松井市長、広島商工会議所の深山会頭で行った4者会談を非公開としたことだ。

この2度の会議のあと、メディアの取材を公式に受けたのは深山会頭だけだった。

理由は深山会頭がメディアとの質疑応答で応えた話と、実際に4者で話し合われた内容がまったく異なるからである。だから、湯崎知事も松井市長も何か言えば事実と異なる話をすることになる。

この日を境に湯崎知事も松井市長もサッカースタジアム問題を遠ざけるようになった。定例会見で深化した話が出ないのも頷ける。

 

どう異なるか。その詳細は把握しているが、ここでは出せない。だが、広島市議会あたりでも、もう公然の事実となって語られていることでもある。やがて、どこかで表に出るかもしれない。

 

2016年9月の4者会談からおよそ5カ月後の2017年3月、広島県議会本会議で渡辺典子議員(自民党・安佐北区)はスタジアム問題について次のように資している。

みなと公園へのサッカースタジアム建設はもうないという共通認識があるから、粛々と(中央公園の)計画改定を進めているのではないか?本来ならばみなと公園優位と知事の口から発言されたのだから、その可能性がないのであれば、その発言について訂正、お詫びをされ、これまでの経緯についての説明責任を早期に果たすべきと考える。

知事はサッカースタジアムを建てるのか、建てないのかについても、いまだに明言を避けている。

候補地の選定についても、知事とかかわりのないサッカースタジアム検討協議会で決めたとされており、第3の候補地についても広島商工会議所の会頭を引っ張り出してまで、責任逃れの口実を用意周到に作っているようにしか見えない。

そういった姿勢が関係団体からの信用を失う要因であり、亀裂を生んだのではないか?

また報道を含め、多くの県民のみなさまがすでに中央公園広場への建設が決まったと勘違いしていることは重く受け止めるべきこと。これは県の進め方が明らかに中央公園ありきのように見えるからで、行政としてこのような見え方や誤解を生むような状況があってはならない。

平成29年度当初予算案で、サッカースタジアムの実現可能性調査比が計上されている。広島市と共同で中央公園についてスタジアム配置の検討や全国類似施設での事例調査、騒音対策や動線の在り方について検討するとのことだった。

中央公園ありきの疑念を払拭するためにも、調査を透明化し、より納得のいく丁寧な裏付けによる説明が必要と考える。

そこで中央公園だけでなく、他の候補地についても実現可能性の調査を再度やりなおすべきと考えるがいかかですか。また、今回の調査後、最終的に何をもって判断されるのか?

合わせてスタジアムの規模は3万人とされているが、そもそもこの3万人規模に作業部会が拘ってきたことが発端で、サンフレッチェ広島側が強く反発し、みなと公園ならホームスタジアムとして使用しないと記者会見を開く事態にまで発展した。

にもかかわらず、3万人規模の調査ということに疑問を感じているのは私だけではないはず。

知事が責任逃れの言い訳をするための資料づくりだったと後で指摘されることのないように、透明性、公平性のある基準をまず議論した上で、調査されることを強く要望する。

 

この質問に対する湯崎知事の答えは…

サッカースタジアム候補地については、昨年、広島市長、広島商工会議所会頭とともに、サンフレッチェ広島の会長と意見交換を行った結果、旧広島市民球場跡地と広島みなと公園の二カ所を残しつつ、サッカースタジアム検討協議会の論議の経緯も踏まえ、3者とサンフレッチェ広島の相互の提案が一致した中央公園広場をその他の候補地として、4者が協力して検討することを合意した。(ひろスポ!注・この発言は事実と異なる)

この合意に基づいて、来年度(平成29年度)に実施を予定している中央公園広場における実現可能性調査については、スタジアムの概算事業費やスタジアム配置の検討、全国類似施設における周辺環境への影響などの事例調査などを広島市と連携して行ってまいりたい。

この調査はすでに実現可能性調査を実施している旧広島市民球場跡地、広島みなと公園の2つの候補地と比較、検証を行うために中央公園広場を対象として実施するものであることから、他の2つの候補地の調査を再度する必要はないと考えている。

なお、みなと公園優位ということについて、私が決めたようなご発言があったかと思うが、そういうことではなく、そもそも広島県サッカー協会の信託を得て、広島県、広島市、商工会議所が協議をして検討した内容でして、その点は正しく認識しただきたい。(ひろスポ!注・この発言は全体的な流れからすると情報公開が足りない、湯崎知事自ら、広島みなと公園での建設について国からNGを出されている。よって渡辺議員が冒頭で「説明責任」を問うているのはそのためと思われる)

サッカースタジアムについては、来年度実施を予定している中央公園広場における調査結果を踏まえ、3つの候補地について、必要な事業費と事業の採算性、アクセス性、多機能性、複合開発の可能性、まちづくり全体の位置づけなどについて多面的に評価し、サンフレッチェ広島の意見をうかがいながら市・商工会議所とともに検討を行い、建設の是非も含め方向性を出してまいりたい。

 

ここで湯崎知事は「建設の是非も含めて」と一番のポイントになることを述べている。このあと渡辺議員は次のように質問している。

 

中央公園広場が4者会談によっていきなり浮上してきていることが、県民に大きな疑問、疑惑を与えているということ、そのことに対して知事はこういった疑惑をどのように払しょくされていくのか?

 

この問いに対しては竹中地域政策局長が次のように応じている。

 

今現在、どこか決めているわけではないし、疑惑というのは具体的にどのような疑惑なのか分からない。(ひろスポ!注・この記事をご覧いただけばわかるのだが…)どう払しょくしていくのかよく分からないが、今まで進めてきたことについては検討協議会の一連の流れに沿うものであるし(ひろスポ!注・その流れに沿うというなら、中央公園の調査は必要なく、建設候補地は旧広島市民球場跡地である、だから”疑惑”ということになる…)、また今の時点で決め打ちして行っているものではない。

 

以上、県議会でのやりとりは日刊廣島(日刊広島新聞社)平成29年3月16日紙面より引用。

広島新サッカースタジアム取材班

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