第90回選抜高校野球大会(3月23日から甲子園で開催、毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の出場36校を決める選考委員会が1月26日、大阪市の毎日新聞大阪本社であった。
中国地方からは昨秋の中国大会で優勝したおかやま山陽、準優勝の下関国際(山口)、4強入りした瀬戸内(広島)が選ばれた。同じく4強の尾道(広島)は鳥取西とともに補欠校になった。
おかやま山陽と下関国際はともに初出場で昨年夏の甲子園に続く2季連続出場。瀬戸内は27年ぶり3度目の出場で4月に創部100年を迎える記念の年に吉報を手にした。
なお、甲子園(西宮市)のある兵庫県は第87回大会に続いて出場校ゼロに終わった。
喜びを語る新保主将
瀬戸内・新保利於主将の話
最高っていう感じです。27年ぶりで非常に嬉しいという気持ちです。甲子園を想定して(昨秋以来)練習していました。特にスイングの数を増やしました。甲子園では守備から攻撃へと繋げる瀬戸内の野球をして集中力を発揮したいです。目標は…全国制覇です。
コツコツとチームを作り上げてきた瀬戸内グラウンドでインタビューを受ける長谷川監督
瀬戸内初のOB監督(2014年就任)で自身も初の甲子園となる長谷川義法監督の話
創部100年の年にセンバツ出場、と聞かれて…
「感慨深いものがあります。4年前にここに戻ってきて、初めてOBして監督になって、それから4年が早いのか、遅いのかはわかりませんが、節目の年に行けるというのは言葉では言い表しにくいですね」
「(昨秋の)中国大会が終わってから長かったので今はほっとしています。1回戦で門叶が4本のホームランを打ち話題にもなりましたし元気のいいチームなのでそこを評価していただいたのかなと思います」
「打線は水ものなので送りバント、エンドランなど練習すればきっちりできるところは準備していきたい。中心になるのは門叶ですね。この子が打てば大量点になります。でも全国に行けばいいピッチャーはたくさんいます。そう簡単には打てないと思いますので、もっと技術も必要。11月、12月ちょっと取材も多かった。結果が出たからと調子に乗る子ではないのですが、逆に自分の名前がたくさん出たのでプレッシャーにつぶされないように。メンタル的なモノを鍛えて臨みたいと思います。まあ僕自身は不安より期待が大きいですね」
「門叶の話も出ましたが、うちは全員で守って、守って少ない失点で僅差でしのぎ終わってみれば勝っているような野球を目指しています。そこをもう1回、徹底的に鍛えていきます」
※この項続く