ヤクルト打線の”スモールベースボール”に振り回されたジョンソン
5月4日 ●0-8ヤクルト、神宮球場
通算19勝11敗0分け(2位巨人に3・5差)
18時開始・2時44分、3万0411人
相手先発 〇ブキャナン9回6安打0失点(来日2度目の完封勝利)
本塁打 なし
一番ショート田中
二番セカンド菊池
三番ファーストバティスタ
四番ライト鈴木
五番レフト松山
六番サード安部
七番センター野間
八番キャッチャー石原
九番ピッチャー●ジョンソン5回6安打3失点(自責3)
中村恭
中田
長井(プロ初登板)
ブキャナンの前に広島打線は内野ゴロ15、そのうちふたつはヒットで先頭が出たあとの併殺打。けっきょく散発5安打で今季初の完封負けを喫した。
だが、それより問題だったのがジョンソンの”やられ方”。
二回、一死から好調の坂口に左前打された広島バッテリー。次打者・廣岡の2球目で無警戒の坂口にスタートを着られ、二塁送球を試みようとした石原はボールをポロリ。
そのあと廣岡をボールカウント2-2まで追い込みまがら、決め球がショートバウンド。石原のミットを弾いた白球が一塁ベースから遠い方へと転がり、石原の送球は一塁手前でバウンド…。
振り逃げで一死一、三塁のピンチを招くと、続く中村には初球スクイズを決められてまず1点。さらにファウルで食らいついてくるブキャナンにはフルカウントから左翼線適時二塁打され2点目…なおも山田四球、西浦バントヒットと続いて青木への初球デッドボール、押し出して3点目…
ジョンソンと石原のバッテリーは前回、5月3日のマツダスタジアムでも阪神打線に初回、2点を献上しているがその内容は瓜二つ。
先頭の上本に四球、次打者・俊介の2球目で二盗され糸井の適時打で先制されると、ロサリオの空振り三振で糸井も二盗、福留に適時二塁打され、糸原には死球…
すっかりヤクルトのユニホームが似合うようになった!?、石井琢朗打撃コーチ、河田雄祐外野守備走塁コーチが”何をどうしたのか”知る由もないが、”あっぱれ”だったことだけは確か、である。