こどもの日の神宮で大瀬良は低目突き３年ぶり完投勝利、バティスタはエルドレッドと共演、そして菊池はあの打法を徹底…

こどもの日の「おおせら」はよく投げ「きくち」はよく打った！（トップ画像）

５月５日　〇10－１ヤクルト、神宮球場
通算２０勝１１敗０分け（２位巨人に３・５差）
18時開始・３時21分、３万0597人
相手先発　●梅野１回３分の１、４安打５失点（自責５）
本塁打　エルドレッド５号ソロ、會澤２号ソロ、菊池５号２ラン、バティスタ５号ソロ

一番ｼｮｰﾄ田中
二番ｾｶﾝﾄﾞ菊池
三番レフトバティスタ
四番ライト鈴木
五番サード安部
六番ファーストエルドレッド
七番センター野間
八番ｷｬｯﾁｬｰ會澤
九番ﾋﾟｯﾁｬｰ〇大瀬良９回７安打１失点（自責１）

大瀬良が２０１５年５月４日、巨人戦（マツダ）以来の完投勝利。球数１２３。今季初となる會澤のリードで、真っ直ぐを低目に集め、カットボール、スライダー、フォークとのコンビネーションで五回、山田哲人に許したソロによる１点に抑えた。

昨年１２月、「ミスター完投」の異名をとった黒田博樹と会食した際に”学んだこと”がヒントになり、今季は開幕から５・５・６・６・７と投球回を徐々に伸ばしていた。

會澤のサインに首を振り八回の一死一塁ではバレンティンにフルカウントから真っ直ぐを投げ込んだ。やや甘く入ったが結果は空振り三振だった。

前夜、完封された打線は高卒プロ２年目の梅野を１回３分の１でＫＯしただけでは飽き足らず、１０点を奪って一夜にして”修復”する逞しさを見せた。

４月１７日の神宮球場、ヤクルト戦でメヒアに代わって出番の回ってきたバティスタはこれで１６試合連続スタメンとなり５発目。バティスタの台頭でスタメンの機会が減っているエルドレッドは、バティスタと同時スタメン４度目のこの日、アベックホームランで神宮のカープファンを沸かせた。

エルドレッドと同じく今季、神宮球場で２発目を放った菊池は１０試合連続ヒットで２割５分台だった打率を３割目前まで引き上げた。ここまで3盗塁で膝の具合が本調子でないことは容易に想像できるが丸が戦線を離脱する中では「最強の二番バッター」（５月３日の緒方監督）の仕事ぶりはいっそう大事になる。

菊池の打撃スタイルは基本的にはシンプル…右投手は右打ち､左投手は引っ張り｡ホームラン５本の内訳は…

４月５日神宮球場（開幕6戦目）では風張から右越え１号ソロ。

４月１５日（１５戦目）の東京ドームでは野上から右越え２号ソロと上原のフォークを｢完璧だった｣という左翼越えソロ。

４月２０日（１９戦目）のナゴヤドームでは小笠原からレフトスタンドへ４号ソロ。

そしてこの日は二回、梅野から走者一掃の３点適時打を右中間に放ったあと、八回には中澤からレフトスタンドへ２ラン。二番なのに２０打点はチームトップ。”予想通り”の展開になりつつある。

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