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2019年04月07日
編集部

阪神の西に140球完封され、広島単独最下位逆戻り…坂倉、島内抹消へ

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島内颯太郎
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画像は開幕一軍入りを果たし、適性を試されてきた島内

 

4月7日 ●0-9阪神、マツダスタジアム
通算3勝6敗(単独最下位へ)
13時30分開始・3時間20分、3万1798人
相手先発 西○9回完封
本塁打 なし

一番ショート田中
二番セカンド菊池
三番センター野間
四番ライト鈴木
五番ファースト松山
六番サード安部
七番キャッチャー會澤
八番レフト西川
九番ピッチャー九里●(2試合1敗)4回3分の2、86球6安打4失点(自責3)

阪神投手陣に4発を含む11安打を浴びせ10点取った翌日に0-9のスコアで完敗した。

先発の九里が五回途中降板で4失点。3人目の菊池保も2回2失点。さらに期待の新人、島内も2回3失点。

その結果、一日で単独最下位に逆戻り。そして開幕から3カード連続の負け越しは2010年以来となった。

その2010年には大きな出来事があった。前田健太の三冠王。215回と3分の2を投げて15勝8敗、防御率2・21。さらに174奪三振。この年、チームは58勝84敗2分けの5位でチーム防御率は4・80。…なので「マエケンのひとり投手王国」とも言われていた。野村監督1年目の話だ。

初回の広島の攻撃は死球、左前打、遊ゴロ二塁封殺の一、三塁から鈴木が四球を選んで一死満塁。続く松山は一ゴロ併殺打に倒れた。

阪神先発・西をここでとらえきれなかったのは確かに痛い。だが、松山だけではない。

2点を追いかける四回にはその松山がライト線二塁打。しかし安部、会澤はあえなく連続見逃し三振に終わった。西のハイテンポの投球についていけていなかった。

4点ビハインドの五回には先頭の西川が左前打したが、代打・堂林は空振り三振、田中、菊池も飛球を打ち上げた。

6対0の七回もまた西川が一死から右前打で出塁。広島ベンチは代打・バティスタ。しかし膝元への143キロを見逃してここも三振…さらに田中もフォークを空振り三振…

最後は九回。二塁打の安部を置いて坂倉は空振り三振、西川は一邪飛。要するにヒットが出てもそのあと続く者がいなかった。

その結果、広島の得点圏打率は1割5分5厘となり、セ・リーグ最低。開幕9戦ですでに3点以下の試合が6試合もあるが、去年は2試合だけ、一昨年も2試合だけ。

この日、ノーヒットに終わった鈴木はそれでも打率・357、5本塁打の高水準を維持している。気は早過ぎるが鈴木の三冠王争いもチームの勝利あってこそ。

丸の後継者として三番に入って7試合目の野間は、4打席とも外野に飛ばず。松山も打率・167と出遅れており、試合後には坂倉と島内の二軍降格が発表された。(ひろスポ!・田辺一球)

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