阪神から1勝、DeNAから2勝の床田(画像)がヤクルト打線に挑む
7連勝中で借金完済へ”1”としている広島が10連休初日の4月27日から神宮球場でのヤクルト3連戦に臨む。
四番の鈴木がコンディション不良で3試合連続ベンチスタート。加えて、中軸を打てる松山も頭部死球で欠く広島ではあるが連勝期間中はサヨナラ勝ち2度を含む1点差勝ち3度。さらにその間、鈴木がわずか1打点であるにも関わらず、菊池、田中、西川、長野、バティスタ、會澤、小窪らがどの打順からでも打点を挙げるといういい流れができている。
連勝前には借金8。打線がまったく”線”になっていなかったことを考えると事態は大きく好転した。
その原動力となったのが先発陣の抜群の安定感。7連勝中の先発陣は…
野村6回2失点
大瀬良7回1失点
床田7回1失点○
ジョンソン5回1失点○
アドゥワ7回2失点
野村祐輔7回無失点○
大瀬良完封○
※○は勝利投手
一方で4月27日から12連戦に臨む広島にとって神宮でのヤクルト3連戦は、いきなりの”試練”と言えるかもしれない。
3連敗中だったヤクルトは、25日の巨人戦に11対2で爆勝した。青木、山田哲、バレンティンの3連発などで菅野を3回3分の1KOしたことはニュースにもなった。
ヤクルトの今季の強さがこの打力にあることは誰の目にも明らか。そのヤクルト打線が最大限、牙を剥いたのが4月9日10日11日のマツダスタジアム3連戦だった。広島の先発はジョンソン、野村、岡田で四回までに全員降板、3試合合計で31失点。特に第2戦の延長十回は12失点と凄まじかった。打たれたのは中崎と中田。
現在3連勝中の床田対リーグ最多115得点のヤクルト打線が初戦の見どころ。
なおヤクルトは25本塁打のうち17本は神宮のスタンドに叩き込んでおり当然ながら一発要警戒。
ただし神宮での被本塁打も21。そもそも神宮でのヤクルトは計11試合での得点は48、失点は62。先発陣のクオリティスタート成功が続く広島とは真逆の状況となっている。(ひろスポ!・田辺一球)