男子バスケットボールNBLにこの秋参戦する広島初のプロチーム、広島ドラゴンフライズが広島市中区の広島グリーンアリーナ小体育館で初のプレシーズンマッチを開催した。
当日券のみ発売の有料試合に詰めかかけたファンは500人以上。NBLの2部にあたるNBDLの大塚商会アルファーズとのテストマッチは第3Qまで接戦だったこともあり大いに盛り上がり、アリーナ全体がオレンジ色の熱気に包まれた。
インターバルに指示を出す佐古賢一ヘッドコーチ(左から5人目)
試合は第1Q17-17、第2Q31-31で20分間のインターバルに入り迎えた第3Q。Cファイ・パプ・ムールのカットインやF坂田のシュート、G/F柳川のスリーポイントシュートなどが冴えて52-41と初めてゲームの主導権を握った広島ドラゴンフライズが第4Qでも運動量を保ち、77-61で大塚商会を振り切った。
盛り上がる大塚商会アルファーズ
02岡崎(広島大学薬学部薬学科四年)にアドバイスする07仲摩(前所属・bjリーグ、島根スサノオマジック)
広島ドラゴンフライズは現在、未合流のメンバーも集まってからオフェンスに関するコンビネーションなどを始める予定で、ここまでディフェンスの練習にのみ時間を割いてきた。加えてチームのメンバー数も広島ドラゴンフライズ8人に対して大塚商会は登録選手14人を有するハンディ戦となった。
試合後はアリーナに即席サイン会場が設けられファンとの交流が図られた。
試合後の佐古賢一ヘッドコーチの談話
仕上がりはまだまだですが、自分たちがイメージするディフェンスに近くなった。高い位置からのディフェンスでピックアップしてフロントコートへ入って展開していく。こっちはビッグマンが二人足りない状況で向こうはビッグマン3人、それに本来のポジションでない者もいる中でよくやってくれたと思う。このあとの合宿では選手も揃うので攻撃のシステムの練習も含めてやっていける。きょうはこんなにたくさんの方に応援していただき感謝しています。これからもっとみなさんに応援していただけるようなチーム作りをしていきたい。