二軍では育成面での指導にも定評があった佐々岡投手コーチ(画像説明)
10月4日に球団から監督就任要請を受けた広島の佐々岡真司投手コーチは10月7日、午後からマツダスタジアムで会見を開き監督就任の抱負を述べた。
広島では9日から秋季練習開始を予定しており、日程的にはギリギリ。佐々岡新監督の下での一、二軍コーチ陣など新体制は”走りながら”考えることになりそうだ。
10月6日付の中国新聞一面「天風録」にプロ野球監督の話題が取り上げられている。
その中に佐々岡投手コーチについて、「俺が、俺が」には程遠いタイプで、心の強さと包容力がある、と記されている。
さらに監督論の最後は「言葉こそ監督の武器」で締められている。
野村監督の5年間、そして緒方監督の5年間と、佐々岡新監督のこれからがどうなるか?
おそらくカープ番記者並の知識と情報量を有す担当者によるこの日の「天風録」はそれを見事に予言し、そして過去の反省も指摘している。
佐々岡新監督と取材陣との関係はこれまでとはまったく違ったものになり、佐々岡新監督の言葉の力によって、多くの選手にチャンスが与えられ世代交代が進むことになるだろう。
なお、会見では「好きな球団」へ「恩返ししたい」というその思いを、監督を引きうけたからには「全身全霊を込めて…」と話し、そして一軍ベンチ初体験だった今季を振り返りこう言った。
「とにかくチームを明るく、コーチ、選手、みんなが一体となるようなチーム作りをしていきたい」
(ひろスポ!・田辺一球)
佐々岡真司(ささおか・しんじ)
1967年8月26日生まれ、52歳。島根県浜田市金城町出身。浜田商高からNTT中国を経て1989年ドラフト1位で広島入団。山本浩二監督の下、1年目から13勝、17セーブを挙げる。2年目の1991年にはリーグ優勝の原動力となり、最優秀選手、沢村賞、最多勝、最優秀防御率。1999年5月8日の中日戦でノーヒットノーランを達成。2007年現役引退。通算成績は570試合138勝153敗106S、防御率3・58。引退後は中国放送、スポニチプロ野球解説者。釣り番組での活躍は語り草。2015年から広島二軍投手コーチ、2019年一軍投手コーチ。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。
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