トップ画像は2019年3月にマツダスタジアムであった社会人全広島と広島東洋カープの交流戦のスタメン、小園と佐藤直樹のガチンコ対決…となっている
プロ野球ドラフト会議が10月17日、東京都内であった。
ソフトバンクは東邦高の石川昂弥内野手を1位指名したがオリックス、中日と競合して抽選に敗れ2度目の入札でJR西日本の佐藤直樹外野手を単独指名した。
JR西日本にとっては、1935年の創部以来、初の1位指名。
佐藤は兵庫県出身。50メートル5秒8の俊足と遠投120メートルの強肩が武器。報徳からJR西日本に進んで3年目。今夏の都市対抗にJFE西日本の補強選手として出場して3試合で打率4割2分9厘。柳田悠岐、上林誠知、中村晃ら強力な布陣を誇るソフトバンク外野陣で、強打の右打者としての期待がかかる。
昨年、ドラフト1位で広島東洋カープに入団した小園海斗は報徳で2年後輩。JR西日本のメンバーはそれぞれ勤務場所が異なるが、佐藤は広島駅で勤務。シーズン中には遠征に出る広島東洋カープの選手たちとも会うため、小園ともバッタリ…
広島とソフトバンクの顔合わせとなった昨年の日本シリーズの際には、大混雑する広島駅で選手の動線を確保する担当にもなっていた。
どこまでも縁が深い…???
3月にマツダスタジアムであったプロアマ交流戦では小園とともに「八番・ライト」でスタメンに名を連ねた。この日「プロ側」は野村祐輔、アドゥワ誠、遠藤淳志といった”一軍戦力”をアマ側にぶつけてきたが勝ったのは社会人全広島。しかも5-1の快勝で佐藤直樹のバットからも快音が発せられた。
広島→ソフトバンク、で言えば何と言って広島経済大学からソフトバンク入り柳田が代表格。そして目標とする選手は広島東洋カープの鈴木誠也。
鈴木や小園と交流戦や日本シリーズで対決するために、JR広島駅に降り立つ、そんな夢が叶う時、JR西日本の仲間たちはどんな笑顔で迎えてくれるだろうか?(ひろスポ!・田辺一球)
プロアマ交流戦でも活躍した佐藤直樹、カープのファーストは林晃汰