画像は3月のプロアマ交流戦、マツダスタジアムで先発マウンドに上がった河野竜生
10月17日にあったプロ野球ドラフト会議では、広島県内の社会人チームから2人が1位指名された。
野手ではJR西日本の佐藤直樹外野手。
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もうひとりがJFE西日本の河野竜生投手だ。
ロッテ、楽天、西武とともに大船渡の佐々木朗希投手を1位指名した日本ハムから、外れ1位で指名された。東邦の石川昂弥内野手を1位指名して抽選を外したオリックスからも指名され、競合の結果、日本ハムが「社会人ナンバーワン左腕」の交渉権を獲得した。
河野竜生は徳島・鳴門高出身。高校1年夏から3年連続で夏の甲子園に出場してAランクの評価を得た。JFE西日本でも1年目から公式戦でベンチ入り。最速151キロの直球と100キロ台のカーブ、スライダーとのコンビネーションで三振を奪う。
佐藤直樹外野手が2打数1安打1打点の活躍を見せた3月のプロアマ交流戦(マツダスタジアム)に先発してカープ打線を相手に3回42球を投げ2安打1失点。
初回には先頭の小園から空振り三振を奪い、続く堂林も遊ゴロに仕留めた。二回には先頭のメヒアに左中間スタンドに持っていかれたが、三回も3者凡退に抑えてプロでも通用するマウンドさばきをアピールした。9月に行われたプロアマ交流戦でも阪神二軍を相手に4回零封ピッチングを披露した。
河野竜生のスライダーに小園のバットが空を切る
ドラフトから一夜が明けた18日には、広島県福山市の同社で日本ハム 大渕隆スカウト部長らの指名あいさつを受け、栗山英樹監督の直筆メッセージやドラフト会議の抽選で使われた「交渉権確定」と記された用紙を手渡された。
「今年1年だけでも成長して、右上がりの選手だと思っています。先発に回ってもらいたいなと思っています」(大渕スカウト部長)
「少しずつ実感も湧いてきて、日本ハムの一員としてがんばりたいなという気持ちになります。1年間戦う体力はもちろん大事になってくると思うので体力も技術ももっともっとレベルアップして、一日でも早く一軍の舞台に立てるようにがんばりたいと思います」(河野)