「ブロック効果率」抜群のJTサンダーズ広島、4年ぶり連勝発進！～ちゃこのＶプレミアレポート

2019年10月27日: ちゃこ

トップ画像はＪＴが誇る脅威のブロック

2019-20V.LEAGUE Divison1 MEN、レギュラーラウンド・第１レグ第２戦
１０月２７日（日）長崎県島原市:島原復興アリーナ
vs東レアローズ

25-20
25-19
25-21
セットカウント3-0で、勝利！４年ぶり開幕２連勝！！
2勝0敗　ポイント6　となりました。
暫定ではありますが、現在、１位です。

スターティングメンバーは、
OH：山本将平、陳建禎
MB:小野寺、安永
OP:エドガートーマス
S: 深津
L:唐川

昨日のベンチ入りメンバーから変更があったのは、井上慎一郎→八子のみ。選手交代は、今日はほとんどなく、安永のサーブの時に八子がリリーフサーバーで出場しただけでした。昨日に続いてスタメン起用のL唐川は、九州福岡出身なので、凱旋試合という意味合いもあったかもしれないけど、起用に応える働きでした！

井上航の、すっ飛んでいって、スッと音もなく取って、サササっと攻撃の邪魔にならんところに消えて、ラリーが続くと、何故かそこに居る、という感じとは違うんだけど、唐川くんのは、ガツっと受けに行って、少し間があるパスで、皆んなが攻撃準備できるようにして、自分はザザザと一生懸命助走路から逃げる感じ、ですかね。

JTの看板である、エドガー212、小野寺202、陳190 。これが前衛ローテの間に、ブレイクをどれだけ奪うか、がキモ。昨季何度も何度も対戦して、ほぼほぼ互角だった、東レが相手でしたが、持っていきたい形に出来ていた、と思います。

それには、サーブで揺さぶり、相手の好きな形にさせない、ということが大前提なりますが、全員が正しくそのことを意識していたと思います。

リリーフサーバーの八子選手は強烈なスパイクサーブを持っていますが、その八子選手が、１回はジャンプフローターを打ち、狙い通りに相手の陣形を崩して、控えサークルから歓声が上がっていこと、が、それを如実に語っていると思います。サーブ&ブロックは、W杯バレーでもわかってもらえたように、世界標準装備、ですもんね。

JTのバレーは、まさにそこ（世界標準）を大事にしていると思っています。W杯バレーでも数字で分析するものが色々出ていて、驚異の高さや驚異のスピードが話題になったわけですが、Vリーグのデータでも、TV中継（バレーボールはややマイナーなもんでネット中継、がメインですが）の画面上や解説者、実況でも、様々な数字が踊ります。

アタック決定率、ブロック本数、サーブ効果率、サーブレシーブ成功率。昨年のJTの成績を支えていたのは、凄かったブロック本数にも現れているんですが、数字には現れていない「ブロック効果率」とでも言ったら良いもの、だと思っています。

ブロックはkillするこ（いわゆる、ドシャット）が目的、終着点ではなく、効果的なワンタッチを取り、自チームの攻撃に切り替える= ブレイクポイントを奪うことに繋がっている、ことこそが本質。サーブも、アタックも、レシーブも、ブロックも、すべては皆、繋がっている。東レチームよりも10本以上アタック本数が少なくても、今日はセットすら落としていない。この「ブロック効果率」という数字があったら、さぞや高いものになっていると推測します。

アタックも、レシーブも、ブロックも、すべては皆、繋がっている