打倒！横浜M・FC東京・鹿島…サンフレッチェ広島、J1優勝へ”勝ち切る”ため攻撃陣精鋭補強、ブラジルからは２１歳FW

2020年01月12日: 編集部

画像は選手獲得について話す足立修強化部長

サンフレッチェ広島は１月１１日、新加入選手５人の会見を開くとともに、ボタフォゴFR（ブラジル）から完全移籍でMFエゼキエウを獲得したと発表した。

■本名
エゼキエウ・サントス・ダ・シウヴァ（Ezequiel Santos da Silva）
■生年月日
１９９８年３月９日（２１歳）
■出身地
ブラジル・リオデジャネイロ州
■身長／体重
１６７センチ・６４キロ

■サッカー歴
２０１７年　ボタフォゴＦＲ（ブラジル）　　　　　　２試合出場１得点
２０１８年　ボタフォゴＦＲ　　　　　　　　　　　２２試合出場０得点
２０１９年　スポルチ・レシフェ（ブラジル）　　　３０試合出場４得点
クルゼイロＥＣ（ブラジル）　　　　　１４試合出場０得点

コエゼキエウ選手コメント
サンフレッチェ広島は歴史と伝統のある強豪クラブです。そのクラブの一員になれたことは夢のようです。早く日本とチームに馴染んで貢献したいです。ファン・サポーターの皆さん、共に戦い、再びＪ１リーグで優勝しましょう。応援よろしくお願いします。

サンフレッチェ広島は2020シーズンに向けて、FWドウグラスヴィエイラ、FWレアンドロペレイラ、MFハイネルに続く４人目の外国人選手にもMFを選択した。しかも３月で22歳と若い。

城福浩監督はサンフレッチェ広島での３季目を迎えるにあたり「今年は必ずもっと勝ち点をあげられる自負がある、もっと点を取るところにみんなフォーカスできている」と攻撃力アップを目指している。

昨季、J1優勝の横浜F・マリノスは２２勝４分け８敗、６位のサンフレッチェ広島は１５勝１０分け９敗。”その差”は引き分け数の違いにある。サンフレッチェ広島は引き分けゲームを勝ち切る必要がある。しかも、あと５つ、６つ…

J1は２０１８年まで１チームにつき最大５人の外国籍選手の登録が認められ、そのうち最大３人が試合に出場できた。さらにAFC加盟国の国籍を有する選手１人も追加可能（アジア枠）、さらにＪリーグ提携国（タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール）の国籍を有する選手に関しては、日本人選手と同様の扱いとなり、外国籍枠の対象から除外されていた（提携国枠）。

ところが２０１９年には新ルールが導入された。アジア枠は撤廃され、１チームあたりの外国籍選手の登録は無制限に…出場できる外国籍選手も１試合で最大５人まで可能となった（提携国枠ルールは従来どおり）。

２０１９年１２月７日、J1優勝のかかった横浜F・マリノスとFC東京の最終決戦、この時、横浜F・マリノスは先発に３人の外国籍選手が顔を揃えていた。さらに提携国枠でティーラトンが、在日枠で朴一圭が先発している。一方のFC東京は外国籍選手３人が先発、控えにひとり入っていた。

城福浩監督は得点力アップに関して、誰かに頼るのではなく、全員による攻守の中から積み上げていくもの、というスタイルをこれまでどおり踏襲する。要はそのクオリティを上げていくことになる。

足立修強化部長は関する新戦力に攻撃面について、次のように祖の意図や期待をコメントしている。

足立修強化部長の話
（新加入のFW永井龍は）ジョーカーで交代出場で流れを変えられると思います。ワンチャンスで仕事ができると思います。９０分なのか、残りの２０分なのか、全部できる選手。彼の存在はセレッソのユース時代から知っていました。年ごとに、ワンランクずつ上がっている選手。（ドウグラスヴィエイラ、レアンドロペレイラとFW３人となり）監督がどう使うか？我々としてはいいオプションが出来たと思います。

（エゼキエウは）若い選手ですがブラジルでも名の通った存在です。数年前から気にしていました。もともとヨーロッパ行きの選手だったと思うのですが何とか来てくれました。スピードがあってハードワークできる選手。ほんとにスピードで勝負できるチャンスメーカー。スピードは嘘つかないので。たぶんトップ下でやれると思う。ボタフォゴでずっとやってた選手ですからね。去年は拮抗したゲームをモノにできなかったので、交代カードとして、新しい流れを作ることができるピースに彼もなるのかなと…

（浅野雄也は）賢い選手で、兄貴よりちょっと明るい。キックは兄貴より巧いですよ！

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