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2020年06月11日
編集部

NHKやキー局も集中砲火?田布施・パワハラ・独居房・報復人事は本当にそうか?中国新聞発のニュースが誘発した爆弾騒ぎ考察

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画像は田布施町に近い周東町の風景

ひろスポ!は守備範囲が広い。菊池涼介選手ほどではないが…

今、ネットで炎上中の田布施。

カープの由宇練習場からも”射程距離”にある町だ。付け加えるならブラウン監督の時代にカープに所属した飯田宏行投手の出身地でもある。

いやそれだけじゃない。

「田布施システム」も広く知られている。この件は割愛するが実際に、狭い地域から岸信介、佐藤栄作と総理がふたり出ている。しかも現首相の安倍晋三は岸の孫だからまさに国家直結?だ。

その田布施町役場でパワハラか?

中国新聞が6月9日の紙面に「山口県田布施町の税徴収ミス」「告発職員畳部屋に隔離か」「今春新設一人部署に異動」の見出しで記事を掲載した。ネットには8日に記事をアップした。

当然?反響は大。すぐに朝日新聞ほかメディアが群がって?きた。

中国新聞は10日の紙面で「独居房」「けしからん」「議会・電話で批判続出」の見出しの続報を展開。「町長、パワハラ否定」の中見出しもつけた。

「独居房」発言は町議会の一般質問で議員が言ったもの。「けしからん」には町民やおそらく山口県とさえぜんぜん関係ない他地域からの声も含まれている。

先ごろ「テラハ問題」でネットの特性と危険性を国レベルで対処しにかかることになったばかりだが、また似たような状況が起こっていると考えていい。匿名性と、人の脳の古い皮質の部分の攻撃性と、コロナエネルギーでパワーアップした制御不能の正義マンと…

田布施システムを研究すれば、その地域の特性も見えてくるが、のどかな田園風景におよそ似つかわしくない大騒動。ネットでの最初の記事から2日目にはさっそく?「爆破予告」があり、職員らが役場内から避難した。

さて6月11日の昼過ぎ現在で苦情電話の数は300件を超えたかも?ということになっている。ただ、時間の経過とともに「そうよね、そういうことなのですか」という感じで、「けしからん」の声とは異なる反応の人たちも増えている、という話もある。

中国新聞は11日、ネットに記事にある異動させられた職員について町役場の対応担当者が「指示を聞かない」とか「興味のある仕事しかしない」などと答えているとさらに追い打ちをかけるような?記事をアップした。

 

中国新聞第一報から要旨を抜粋すると…

田布施町は、固定資産税の徴収ミスを内部告発した職員を、新たに設けた一人部署に異動させ、役場と別施設の約40平方メートルの和室を与えた。これまで職員が関わってこなかった町史編さんという業務が与えられ「この2カ月間、仕事中に他の職員と会わない日も多い」と本人。畳部屋は剥がされた畳が置きっ放し。職員は税務課にいた2年前、ミスによる町の誤徴収に気づき上司に報告。その年度の職員評価は「0点」。その夏、別の部署へ、さらに8カ月後に外部の組合に派遣された。この2年で3回も異動。国は1日、大企業にパワハラ防止策を義務付けた、女性活躍・ハラスメント規制法を施行。地方公務員にも適用される。この件について弁護士は…、内部告発者たちで作るグループの代表は…

…となっている。

ところが現場の話の中には「あの中国新聞の記事が出た日にもその男性職員と町史編さん担当部署の責任者らが今後どうやって進めていくかを話合っていたんです」という声がある。

そうなら「会わない日も多い」かもしれないが「独居房」「けしからん」とはかなり違っている。他の人も部屋に訪ねてきているのだ。

その事実をしっかり報じたメディアがあるかどうかまでは確認していないが、中国新聞ではなさそうだ。

最初に畳が剥がしっぱなし、というのがあたったが、それは男性職員の作業用机を入れたりパソコンやら何やかんやをアレンジしたからでは?

田舎?と言っては失礼だが、おおらかな環境であれば畳が投げてあっても気にしない?ほかにも町役場やその部屋のある公民館施設にモノを投げっ放しにした部屋はないのだろうか?

中国新聞が「30年以上 税徴収ミス 田布施町、2万件調査へ 職員が指摘も放置」を報じたのが5月14日。堀晋也と記者の署名がある。

9日付と10日付の中国新聞の前出の記事には署名がない。なぜだろう?

さて、ひろスポ!では試しに田布施町職員のひとりに「あなたは何点ですか?」と聞いてみた。「自分では7、8点かと思っていたけど9点でした」の答えが返ってきた。その他も確認してみた。

やはり「0点」は特別なようだ。

「0点」をつけた方が酷いのか?

いやいや、つけられた方が酷いのか?

中国新聞やその他のメディアにはぜひ、そこをきっちり書き込んでもらいたい。ひろスポ!じゃダメだ。新聞できっちりと…

無論、個人攻撃になってはいけない。だが「2年間で3回」もの異動は多いので、例えばコミュニケーションがうまく取れないとか、それこそ頼んだ仕事をきちんと平均的並にやらないだとか、その男性と関わる側が持ちこたえらないケースだって考えられる。

そんなことを言うからパワハラ!という状況が実際にあることはもちろんみなが理解している。たまたま力を持った側が、自分たちの利益優先で、正しいことをした者に理不尽で卑劣な行いをする、あるいは闇に葬ろうとする。不正義とはそういうものだ。

しかし畳が投げっ放しにはなっていても空調も効いていて企画財政課の業務の中でも”大仕事”のひとつである町史の編さんを任されて、聞けば近いうちにそのための専門家にも来てもらって、企画を具体化させようとしていたところでこの騒ぎになったのだから、なんかよくわからない。

こればっかりは、取材ではなく一緒に町史の編さん作業にでも加わらない限り、本当のところは見えてこないのではないか?

もちろん、この男性に指摘されるまで大きな金額が動くミスに気づかなかった町役場が「0点」であり、対処しなかった上司もそれが本当なら「0点」だ。

ただ田布施町のHPを見た限りでは町民イベントにもいろいろ工夫を凝らし、何とか限界集落のレッテルを貼られないように頑張っているようにも見える。この分野はきっと80点くらいではないか?

爆破予告をした人物がどこの誰なのかは分からない。

テラスハウス問題では先ず制作責任者のフジテレビの姿勢が「0点」、次に後から削除するようなツイートをした者たちが「0点」どころか取り返しのつかないことをしたからマイナス1000点!

田布施問題では中国新聞の販売エリアは限られているから、ネットでこの件を知った正義マンたちのまたまたお出ましとなった。

基本中の基本だが、まず自分の目と耳と肌感覚でキャッチした「一次情報」と取材対象者からの「二次情報」のみでひろスポ!の記事は書かれている。

田布施の「田」の字も知らない正義マンはどっかで見聞きした「三次情報」だけで行動を起こしていないか?

話は飛躍する?かも?だが、土地勘のある人なら頷くかも?

田布施からそう遠くない山口県周南市の限界集落で5人が殺される悲惨な事件があった。2013年7月のことだから遠い昔の話ではない。犯人は死刑判決を言い渡された。しかし、ネット上にある「三次情報」には、その事件の複雑な背景が書かれている。ただし、新聞媒体ではい。雑誌、ネット媒体だ。

だが、このケースではネット、雑誌媒体の時間をかけた取材の方が「速報性」を競い合ったテレビ、新聞媒体より遥かに深堀できている。

どの情報が正しいのかを確かめるには、やはり自分で現場に足を運び取材するしかない。

なお、ネット上にはこの周南市の事件と田布施との接点を指摘するものさえある。

最後に、ひろスタ特命取材班は田布施に隣接する光市の海岸で毎年、夏には海水浴に行くのが楽しみだったことを記しておく。(ひろスタ特命取材班)

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