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【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア > カープ > 西勇vs森下痛み分けのあと上本、執念のサヨナラ打、マツダスタジアムにやっと舞い降りた勝利の女神…
2020年08月28日
編集部

西勇vs森下痛み分けのあと上本、執念のサヨナラ打、マツダスタジアムにやっと舞い降りた勝利の女神…

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上本
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画像は上本

 

8月28日 〇4x-3 阪神 マツダスタジアム
通算24勝28敗6分け(首位巨人まで8差となり5位変わらず)
18時00分開始・3時間14分、4,998人
相手先発 西勇6回3安打3失点
本塁打 菊池涼5号①、坂倉3号②

一番センター長野
二番セカンド菊池涼
三番サード堂林
四番ライト鈴木誠
五番ファースト松山
六番レフトピレラ
七番キャッチャー坂倉
八番ショート上本
九番ピッチャー森下7回123球6安打2失点(自責2)

広島初のサヨナラ、しかも課題の”1点差”勝ち。黒星先行のマツダスタジアムにやっと勝利の女神が降りてきた?

阪神・矢野監督は藤浪の登板日にわざわざ中5日の西勇をぶつけてくる必勝体勢。今季、対広島戦3戦2勝、マツダスタジアムで通算5勝無敗…

しかし広島打線は初回に菊池涼がソロ、二回にはカープU23バッテリーの坂倉が3号2ラン。

ただし広島の得点は八回までそれだけ。

7回2失点、123球の熱投でお役御免となった森下がベンチから見守る中、九回のフランスアが追いつかれて西勇vs森下は痛み分けに…

3対3となって阪神ベンチはリリーフエースの岩崎をマウンドに送ってきた。対する広島は松山のヒットと坂倉の内野安打で一死一、二塁として打席に九回の守りでエラーを記録した上本…

ボールカウント1-1からの一振りは前進守備のセンターの頭上を越えて行った。

まさに執念の一打。

緒方監督の5年間で放ったヒットはわずかに5本。佐々岡新体制では朝山打撃コーチから強く振るための手ほどきを受け、新たな気持ちで開幕一軍に名連ねた。

7月に1試合、8月はこれが4度めのスタメン出場。

一週間前の巨人戦。やはり森下が先発した試合で4打数3安打と打撃面での成果は出せた。ところが九回の守備でトンネルタイムリーエラー。ルーキーの勝ちを消しかけた。

その4日後には横浜スタジアムで代走から途中出場して九回、一死一塁で送りバント失敗併殺打。チームはその裏、サヨナラ負けとなった。

「とにかくほんとに九回ですかね、守備のエラーやバントゲッツー、そういう悔しい思いが非常に強かったので何とかして取り返そうと思ってやりました」

お立ち台でそう話す上本の目はまだ赤かった。

年下の鈴木誠らにもみくちゃにされ、最後は佐々岡監督が肩を抱き寄せ何ごとか語りかけてくれた。22日、30歳になったばかり。6日遅れで自らハッピーな夜を引き寄せた。(ひろスポ!・田辺一球)

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