画像は朝から冷え込んだコザしんきんスタジアム
沖縄市でキャンプ中の広島は2月18日(第4クール最終日)、コザしんきんスタジアムで4イニングの紅白戦を行った。
今季3度目の紅白戦でのトピックは白組の一、二番。ドラ6ルーキーの矢野と菊池涼の組み合わせとなり同時にふたりで二遊間を守った。
矢野は実戦で最大限の打席を与えられてきた。首脳陣とすれば「細かいことは言わない」段階でどこかでやれるか?を見極めたいのだろう。
12日紅白戦
紅組の二番ショートでスタメン出場…対床田・四球、対矢崎・ニゴロ
16日ロッテとの練習試合
八番ショートでスタメン出場…大嶺から中前打して3の1、攻守連発8度の守備機会ノーエラー
17日巨人との練習試合
二番ショートでスタメン出場…桜井から内野安打で4の1、敵地(沖縄セルラー那覇)でも遊ゴロ6つをさばくなどノーエラー
結果も内容も伴ったことで、ついにこれまでの羽月との二遊間を”卒業”、中級編をすっ飛ばしていきなり上級編を試された。
結果は初回の守備で羽月のゴロをさばき、きっちり6・4・3ゲッツー。極端な話、赤い忍者が二人に増えたようなモノで、守りだけならもしかしたらこのまま十分いけるかも…とすら思えるような空気感。強風が吹き抜けるグラウンドは南国とは思えないほどの寒さになったが、二遊間コンビは熱かった。
一方、紅組スタメンショートの田中広は二回、正隨の強い当たりをトンネル…
なお、菊池涼は打席でも右打ちを徹底。昨季までの「気分屋的な」(関係者)打撃から”優等生”打撃に移行しつつある。
首脳陣は菊池涼を七番、八番で起用する構想も持っており、菊池涼自身も尻に火が点いたかっこう。そこには矢野の存在も微妙に絡んでいるはずで、この先、佐々岡監督が矢野をどんな形で起用し続けていくかが見モノ、である。
※さらに詳しい情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」で。TOPページ (ikkyuu-t.com)