画像は小園
4月28日 ●2-13 DeNA マツダスタジアム
通算13勝13敗2分け
首位阪神まで4・5差、3位ヤクルトまで1・5差4位変わらず
18時1分開始・3時間33分、15,881人
相手先発 京山4回3分の1、6安打3失点
本塁打 -
一番セカンド菊池涼
二番センター羽月
三番ライト鈴木誠
四番レフト西川
五番キャッチャー曾澤
六番サード安部
七番ファーストクロン
八番ショート小園
九番ピッチャー床田●(5試合1勝2敗)4回65球7安打5失点(自責4)
菊池保
藤井
森浦
森下×羽月、ピンクムーンパワーで前夜快勝した広島は雨空の下ではまるで弱かった。
九回DeNA攻撃前に降雨コールドゲームが宣告され、それでも被安打18、13失点はともに今季ワースト。
それにしても前夜の16安打10得点を全部吐き出したかのようなこの日の負けっぷり。
前日の”この場”で…
昨季のDeNA打線はマツダスタジアムに滅法強く、特に9月4日からの3連戦では計30得点。広島はこのタイミングで最下位に後退している。
…と案じたのに、そのとおりになった。
その訳を書き始めるとラミレス監督の時代まで遡るので今回は割愛する。
今回は残念な話をひとつだけ。
広島先発の床田は4回65球で降板して1勝したあとこれで4試合勝てていない。でも、必ず次も先発するだろう。
一方、七回から登板した藤井は1回3分の2で74球も投げた。その内容的にはいろいろあったが被安打8の8失点。試合をひとり相撲でぶち壊した。
4月9日に一軍に呼ばれて、以後、4試合はビハインドの試合に計4回を投げ無失点だったのに、これでまたイチからやり直し。いや、そのチャンスすらもらえない可能性だってある。もっと言えば、これがプロのラストマウンドになるかも?とそれぐらいの覚悟で投げているかどうか…
高卒3年目、昨年の9月に待望の支配下登録された時の喜びをエネルギーにして前へ、前と進むだけ。打たれることも当然ある。大事なのはその時やそのあとの振る舞い、だ。
いろいろあって一軍から遠いポジションにいた小園はこの日、6試合連続の「八番ショート」で起用され、コンディション不良のグラウンドで何度も確実にゴロをさばき、2安打した。
佐々岡カープはおそらく球団の方針だろうけども、明らかに若手の育成に軸足を移しつつある。夏が来て、秋風が吹くころにはコロナ禍のシーズンが順調に進めば、カープUー22、23、24世代の勝ち組と負け組がはっきりすることになる。(ひろスポ!・田辺一球)