画像は137球降板の九里
10月24日 ●2-7阪神 マツダスタジアム
通算60勝68敗12分け
4位確定済、3位巨人まで3・5差、首位ヤクルトまで15差
14時2分開始・3時間32分、8,310人(年間指定席購入者のみ入場)
相手先発 伊藤将〇5回3分の2、4安打1失点
本塁打 坂倉12号①
一番センター宇草
二番ショート小園
三番レフト西川
四番ライト鈴木誠
五番キャッチャー坂倉
六番セカンド菊池涼
七番ファースト堂林
八番サード林
九番ピッチャー九里●(24試合12勝9敗)6回3分の2、137球7安打4失点(自責3)
高橋樹
ケムナ
バード
塹江
午後6時プレーボールのヤクルト-巨人(神宮球場)を前にマツダスタジアムは午後2時試合開始。首位ヤクルトまでゲーム差なしの阪神に対して広島は、ハーラートップタイの13勝を目指す九里と、ヤクルト村上&巨人岡本和の39本塁打に1本差の鈴木誠、打率トップの鈴木誠に8厘差の3位につける坂倉のバット以外に注目すべきものなし。
で、結果は137球6回3分の2降板の九里は負け投手となり、鈴木誠は中飛、中飛、一ゴで打率を2厘下げて・318で途中交代、12号ソロなど4の2の坂倉は2厘上げて・314とした。
試合を決めたのは二回、スタンドのタイガースファン歓喜(年間指定席購入者のみ入場試合なのにどうやって…?)の、佐藤輝に飛び出したおよそ2カ月ぶりの24号3ランだった。18日の甲子園でも九里は伊藤将と投げ合い負け投手になっている。三回、やはり1点を先制されたが先頭の佐藤輝にスライダーを右中間二塁打されたのが痛かった。
この日はボール、ストライク、ファウルと3球で追い込みながら4球目もファウルのあとのインハイ真っすぐをライトスタンドコンコース付近にまで運ばれた。
佐藤輝にすればルーキーイヤーはマツダスタジアムに始まり、マツダスタジアムに終わったようなもの。
4月1日のマツダスタジアムで中村祐から弾丸ライナーの2号ソロ。4月14日の甲子園では森下のカーブを4号2ラン、翌15日には床田から5号2ラン。さらに5月2日の甲子園では野村から満塁8号…
だが、それを最後にやがて佐藤輝は極度の不振に陥り、7月4日のマツダスタジアムでは森下、フランスア、栗林の前に5打席連続三振…そして連続ノーヒットのプロ野球記録を更新する。
9月30日の甲子園ではスタメンライトの小野寺が玉村からプロ1号を放った。いろいろあったが、けっきょく最後はまたマツダスタジアムで佐藤輝のバットがチームの大きな勝利に貢献したことになる。
なお、ヤクルトが巨人に勝ったためヤクルトのマジックは2となった。あすの甲子園(阪神-中日)と横浜スタジアム(DeNA-ヤクルト)の結果次第では、ヤクルト高津監督が優勝を懸け”ふるさと”マツダスタジアムに乗り込んでくることになる。(ひろスポ!・田辺一球)