画像は九里
4月5日 〇3-1巨人 マツダスタジアム
通算7勝3敗、首位巨人まで1差の2位
18時開始・2時間56分、24,148人
相手先発 戸郷●6回6安打3失点
本塁打 -
一番ライト西川
二番セカンド菊池涼
三番ショート小園
四番ファーストマクブルーム
五番サード坂倉
六番レフト松山
七番キャッチャー曾澤
八番センター上本
九番ピッチャー九里〇(2試合1勝1敗)7回116球6安打1失点(自責1)
中崎H
栗林S(4試合1敗3S)
ひろスポ!では昨季までに「ガッ九里」じゃなくて「ガッツ九里」という表現を何度か使ってきた。この日の投球はまさにそう、だった。
立ち上がりの九里は二番坂本、四番岡本和、五番中田に四球を与えて二死満塁。続く丸の初球打ちは幸いにしてライト正面、だった。
初回だけで30球、15分を要した。
この投球を「何でそうなる!」と責めるのは簡単だ。
だが、6連勝でマツダスタジアムに乗り込んできた巨人打線の勢いは本物で、試合前のフリー打撃を見ていると、丸やポランコの打球が広角に、しかもグングン伸びていたし、マスコットバットを振る坂本の打球もそうだった。
金、土、日曜の東京ドームでの阪神戦で巨人打線は柵越え8発…
金曜日は藤浪から初回、坂本とポランコがソロ。二回には大城ソロ。
土曜日も初回に二塁打の吉川尚を置いて坂本が左翼席へ。二回には丸がソロ。三回にはポランコが3号ソロ。
日曜日は初回に中田が満塁弾。五回には岡本和真が3号ソロ。
序盤3回で見事なまでの一発攻勢。バンテリンドームナゴヤで3試合連続一桁安打に終わった味方打線のことを考えれば慎重過ぎるほど慎重にならざるを得ない状況、ではあった。
せっかくその打線が初回に先制してくれたのに四回、九里は戸郷に同点打を許した。
ただし、この失点には照明を目に入れたレフト松山の拙い守備が絡んだ。
六回に飛び出した勝ち越しタイムリーは六番松山のバットが100球目前の戸郷のフォークをさばいたものだった。
なお、チャンスメイクした三番小園と五番坂倉のヒットもともにフォークを捉えたもので、開幕から一、二番と三番、五番を固定する広島ベンチにとっては連敗を3で止めた以上に価値ある1勝となった。(ひろスポ!田辺一球)