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2015年11月18日
編集部

「杭打ちデータ改ざん」問題受けてデータ照合すべきマツダスタジアム、着工前ボーリング調査の時点ですでに問題あり?

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マツダスタジアム
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マツダスタジアム建設前、地面を掘り巨大な雨水貯留池を造る工事。掘削したあとの土がちょうどスタンドの位置に沿って詰まれている。スタンドの位置に負荷をかけ、地盤がどうなるか?一時期、「杭のない工法を広島市が試そうとしていた」という証言があるのは工事がこうした過程を経て進められたため。

 

 

杭打ちデータ改ざんの発覚が相次ぐ中、いまだに「調査」手つかずのマツダスタジアムについて、新たな事実が判明した。

マツダスタジアムの地下に埋まる直径100メートルの「雨水貯留池」…。

詳細はコチラ

www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1260938880955/

マツダスタジアムの建設に向けては、まだ「新球場建設」の詳細が市議会で論議し尽くされる前の時点で、この雨水貯留池の新設工事がスタートした経緯がある。理由はもちろんマツダスタジアムの2009年春完成に間に合わせるためだった。

本来なら球場の仕様などが決定していないのだから、この工事は始められないハズ…。ところが、きちんとグラウンドの真下に雨水貯留池がはまる不思議????

それほど急いでいたためなのだろう。マツダスタジアムの建設にあたってはその大前提である「地盤調査」が非常に簡易なものになっている。

マツダスタジアムの建設面積はおよそ23,000平方メートル。事前のボーリング調査は通常、500~1,000平方メートルに1カ所なので少なくとも23カ所、理想は40カ所以上の地点での調査となるはずが、わずかに11カ所しかボーリング調査がされていない。

「この少なさは、雨水貯水池のためのボーリング調査をそのまま流用したものとしか思えない」(関係者)

巷のニュース報道のおかげで「杭が地表から深いところにある固い部分に届いているか否か?」が建物にとって大事なことは、素人でも分かる時代となった。マツダスタジアムのケースは果たしてどうなのか?

なお、かつての旧広島市民球場は「まったく杭はない施設で、地面にそのまま球場が置いてある、”積み木のようなもの”、だから外野などそのままスタンドを後ろにもっていって簡単にグラウンドを拡張できるのに壊すのはもったいない…」(別の関係者)というものだった。

そしてマツダスタジアムでも一時期、その「積み木のような工法を試そうとしていた時期があった」と話す関係者もいる。

これらの話をまとめれば、当時の秋葉市長が「90億円で造れる」と断言したマツダスタジアムは予算内に、しかも短い工期で完成させるために様々な「手法」が探られ、そして採用されたことになる。

いずれにせよ敷地全域の状況が十分に把握された上で「上物(球場)」が建設されることが、3万人を超える市民らを収容する公共施設の大前提であることは間違いない。

新サッカースタジアム取材班

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