画像はマツダスタジアム、バックスクリーンそばに大アーチを運んだ堂林
4月23日〇6-0DeNA マツダスタジアム
通算24試合14勝9敗1分け、首位巨人まで3差変わらず2位
14時開始・2時間56分、29,818人
相手先発 上茶谷●5回3分の1、6安打6失点
本塁打 堂林1号②
抹消 曽根
登録 矢野
一番レフト堂林
二番セカンド菊池涼
三番センター西川
四番ファーストマクブルーム
五番サード坂倉
六番キャッチャー曾澤
七番ライト末包
八番ショート小園
九番ピッチャー森下〇(5試合3勝1敗)7回111球8安打無失点
島内
中崎
広島が効果的に得点して4連敗のあと2連勝。逆に3連勝でマツダスタジアムに乗り込んできたDeNAは本拠地3連敗と合わせて広島に5連敗。
前日の大瀬良のあとを投げる森下は前回、中日戦で2回8失点KO。その反省を活かし、開幕からバッテリーを組む曾澤との共同作業でカーブをうまく使い、8安打されても7回無失点。
森下を援護したい打線は「一番堂林」が効いた。
二回、2連勝中のDeNA先発上茶谷の真っ直ぐが高く浮いたところを捉えて先制2ラン。バックスクリーンすぐ左に運んだ打球は文句なし、だった。
開幕から一、二、三、五番を固定してきた広島は前日、不調の小園を三番から八番に下げた。
それに伴い一番だった西川が三番へ。空いた一番には大盛が入り、この日はフリー打撃で好調キープの堂林が抜擢された。
堂林の「一番」は野村謙二郎監督時代の2014年に53試合あったが、その後は佐々岡監督1年目の2020年のしかもシーズン最終盤に一度だけ。今季はこの日までにスタメン5度で六番と七番だった。
その打撃の特性は飛距離にある。
シカゴ・カブスで大暴れ中の鈴木誠也はマツダスタジアムのバックスクリーンにフリー打撃で何発でも叩き込む”技”を会得して海を渡った。
その打撃は放物線の最高点が日本人選手では桁外れ、というものだが、その”高さ”を追いかけることができるのは堂林ぐらい。
ただ、高さと飛距離は出ても、好不調の波が邪魔してベンチスタート…
ただ開幕から八番に固定され外野とサードを守ってきた上本の”出力”がややダウンしており、新たな起爆剤が求められる状況になっている。
2月のキャンプでは堂林も”ポスト誠也”のひとりだった。マツダスタジアムのファンの前で2年ぶりに披露した柵越えの感触を武器に、外野の一角を奪いにかかる。(ひろスポ!田辺一球)