画像は日南キャンプの舞台、天福球場
広島の日南・秋季キャンプが11月21日で打ち上げとなった。
キャンプは11月8日にスタート。練習4日、休日、練習4日…で3クール計12日行われた。
新井貴浩監督は第2クール2日目に合流。7日間の日南市滞在中に紅白戦3試合が行われた。
合流初日におよそ4分半ほど選手を集めて「オレは好き嫌いで起用とかは絶対しない、(右手で円を描きながら)カープっていう大きな家の中にいるから家族同然だと思っている」と全員に伝えた指揮官。
最終日の練習前にも同じように円陣の中心に立ちまた「思ってたとおり、投手も野手も含めて全員、まだまだこれから楽しみな選手」ばかりで「枠的なものがあって、そういう伝え方はするんですけど“二軍のキャンプスタートになっても悲観することは何もないよ”と」もう一度、その思いを念押ししたという。
そこまで言われて何も感じない選手はひとりもいないだろう。
新指揮官の下で自らを鍛え。チーム目標である4年連続Bクラスからの脱出、リーグ優勝、日本一を目指すナインは今一度、「新井さん」の現役生活20年間がどんなものであったのか、ネットや書籍、OBやメディア関係者の話からより具体的に理解しておいた方がいいかもしれない。
新チームでは監督と選手の距離が極めて近い。「新井さん」と同じ道を辿るような選手が多ければ多いほど、カープファンの夢もまた現実に近づくことになる。(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班)