画像は森下暢仁
ウエスタン・リーグ
広島-オリックス1回戦(3月24日、山口・由宇練習場)
広島の森下暢仁が対外試合としては今季初登板となる二軍戦のマウンドに上がり1イニング7球を投げた。結果は1安打無失点。
場面は8対0と大量リードで迎えた八回。先頭の一番福田周平に初球、真っすぐを中前打されセットポジションに…。
続くドラフト4位ルーキーの杉澤龍にも、初球ボールのあとの2球目を二遊間に打ち返されたが、強いゴロに素早く反応したセカンド前川誠太がそのまま二塁カバーのショート矢野雅哉にグラブトス、守備力一軍クラスの二遊間の鮮やかな4・6・3ゲッツーに救われたかっこう…。
3人目、三番太田椋はボールカウント1-2からのカーブで三ゴロ。当たり損ねの難しい打球をこれも高卒ドラフト2位ルーキー内田湘大が、ランニングスローでさばいて見せた。
新井貴浩監督の下で広島は一、二軍の垣根が低く?なり“人材交流”が進んでいる。
森下暢仁は昨年10月に右肘手術を受け、WBCへの道を断念せざるを得なかった。
開幕ローテ入りに目標を絞り、2月前半の日南キャンプでは慎重に、後半の沖縄キャンプではピッチを上げて調整を重ねた。
迎えた3月6日、マツダスタジアムで術後2度目となる実戦形式に近いフリー打撃に投げた。打者6人で21球。
だが2月27日、沖縄キャンプ仕上げの時点で打者8人に27球を投げていたから明らかなトーンダウン…
けっきょく6日に投げたあと肘に違和感が出て12日のオープン戦登板(マツダスタジアムでのヤクルト戦)が見送られた。
そこからおよそ2週間遅れで“待望の”二軍戦登板を終え、右肘の状況が今度はどうか?一軍開幕まで残り一週間…なかなか当たってこない一軍打線をカバーするのは、投手陣を中心としたディフェンス力…(ひろスポ!取材班&田辺一球)