延長十二回、押し出しサヨナラ勝ち、ヒーロー韮澤は１５００安打菊池越えを誓う

画像は日南キャンプの韮澤、ずっと打撃向上を目指して鍛錬してきた…

４月27日〇３x－２　中日４回戦（マツダスタジアム）
通算21試合11勝10敗（首位DeNAまで２・５差変わらず、２位阪神に０・５差の３位）
18時開始・４時間５分、22,695人
相手先発　柳７回５安打無失点
広島本塁打　－

一番セカンド菊池
二番ライト野間
三番センター秋山
四番ファーストマクブルーム
五番レフト西川
六番キャッチャー坂倉
七番サードデビッドソン
八番ショート上本
九番ピッチャー九里７回71球２安打１失点（自責０）
島内
栗原H
松本Ｈ
ターリーＨ
矢崎〇（３試合１勝）

４時間５分、今季マツダスタジアム最長試合はサヨナラ押し出しで決着を見た。

延長十二回、広島最後の攻撃。鳴り物自粛の午後10時のタイミングで代打磯村が四球を選び二死一、二塁。ここで中日ベンチは西川の申告敬遠を選択した。

広島ベンチは７番手の矢崎に代打韮澤を送った。

２月のキャンプから一軍に食らいついてきた韮澤は高卒４年目で初の開幕一軍入り。しかしここまで７打席無安打…

マウンド上の砂田は落合ヘッド兼投手コーチの話に頷いた。そしてラスト勝負…

初球、外スラに韮澤のバットが反応、しかしジャッジはボールになった。ハーフスイングを取られていれば立場は逆転しただろう。大きな１球になった。

２球目も外スラ。今度は後ろに下がりながら韮澤はバットを動かさなかった。２ボールとなり空席の目立つスタンドが騒然となった。

3球目。右足でタイミングを取りながら今度は球筋を見切った。またしても外スラの軌道がブレて３ボールになった。

セットをほどいて呼吸を整えた砂田、4球目はストレート…

低目に外れて韮澤は記念すべきプロ初打点をバットを振らないことで手にした。

韮澤とともにお立ち台に上がった菊池は第１打席で１５００安打達成。その後も4安打を放ったが３本目と５本目はいずれも得点に繋がった。

韮澤は３倍経験豊富な菊池の横で「いつかは越えたいと思っています！」と頼もしかった。（ひろスポ！取材班＆田辺一球）

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