画像は「中止決定」を知らせるマツダスタジアム、いくら雨が降ろうが午後1時より前には絶対、中止を出さない…
5月6日、マツダスタジアムで午後2時開始予定だった広島-阪神戦は午後1時15分に中止が発表された。
5月5日からの3連戦はチケット完売だった。
大型連休中は遠方から来場するファンが多い。中止のタイミングが遅い。
ファンの間ではよく「連盟管理節」が話題になるが、それは最終的な判断が連盟に移るということ。2023年度シーズンも特例でそうなっているが、連盟が全試合会場でわざわざ気象情報などを集めて判断する訳ではないし、そんなことは実際に不可能。それぞれの球団の判断がその元であることに変わりない。
加えてカープ球団の”本質”を知らなさ過ぎるから、そういう話になるのだろう。
そう「いちいちファンの言うことなんか聞いとれるか!」と叫ぶようなそのウラの顔…
コロナ前ならマツダスタジアムでの「チケット完売」は当り前だった。チケットは開幕前にほぼ売り切れてネットに高額転売チケットが溢れていた。もちろんいくら高額転売が繰り返されても球団は見て見ぬフリだった。
けっきょく、コロナ感染防止対策などで球団側の対応の不備(チケット払い戻しでの対応のバラつきなど数々の情報非開示)が重なったこともありファン離れが進んだ。それは2月の日南キャンプの状況からも十分過ぎるほど見てとれた。
結果、「新井カープ」誕生のインパクトを持ってしても「当日券」あり、の状況…
4月4日(火)の地元開幕戦(阪神戦)でも2万9329人と3万人に届かず、雨天中止の5日を挟み、6日(木)は2万935人止まりだった。
それ以降のマツダスタジアムでの11試合では6試合が3万人未満。27日(木)と28日(金)の中日戦は2万3321人と2万2615人しか入らなかった。
迎えた5月5日からの阪神3連戦は球団側にとっては貴重な”稼ぎ時”で、5日は今季最多の3万1193人のファンが詰めかけた。
しかし6日は午前6時時点で正午まで降水確率90%、正午から午後6時100%、そのあと70%。
実際、広島市内は午前5時曇り空、同6時小雨、同10時曇り、同11時雨、正午雨、午後1時強い雨…となった。
カープ球団は予定通り午前11時に開門した。球団では複数の民間予報会社と契約しており詳細な予報を把握できる。
球団側ではハナから開催の有無を決定するのは「午後1時」と決めていた向きがある。要するにそれまでいくら予報が悪く、雨でグラウンドコンディションが不良になっても中止発表はしない、ということなのだろう。
で、実際は試合開始時刻の午後2時になっても雨は降り続き3時、4時には雨脚が強まった。とても公式戦が開催できるような状況ではなかった。
さらに午後6時以降は雨量が増えた。グラウンド状況はますます厳しいものになった。
屋内スタジアムを有する他の球団がどういう基準で雨天中止を決めるかは、それぞれの事情により異なる。しかし例えば甲子園であればまず「開門」の段階で中止の有無が検討され、予報から難しいと分かれば「開門」しない。
2009年4月供用開始のマツダスタジアムでこの「開門」前に、天候による影響での中止が発表されたケースはおそらく数度だろう。大雨でJR在来線や新幹線の運行が止まり、市内バス・電車の運行すら見合わせとなっていても「開門」するというのがその”実態”だ。(この記事下に関連記事)
あす7日も「九州から東北にかけて太平洋側は広い範囲で雨」予報。だが午後1時30分開始に向けて午前11時には間違いなく「開門」するだろう。
「開門」がいい、悪いというのではない。常識の範囲で決定されるならそれでいいし、天候の具合やその他の条件によってスタンドで試合開始を楽しみに待つファンに向けてどれだけ細やかな情報を提供できるか?
また、中止決定のあともどれだけファンの思い出作りになるような時間と場所を提供できるか?
現状ではそうした工夫がほとんど見られず、払い戻し窓口では別の日にも払い戻しできます、とただただ連呼しているだけ。「よほど払い戻しを先送りにしたいのでしょうかね?」の声が窓口そばの関係者から聞こえてきた。(ひろスタ特命取材班&田辺一球)
参考記事↓
チケット払い戻し問題渦中のマツダスタジアム雨天強行に”ブラックレイン”とカープファン、キャッシュフロー尽きれば払い戻しも痛手に… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)(2021年6月3日掲載)
さすがは「12球団サイテー」対応のマツダスタジアム、ヤクルトファンも気の毒午後6時プレーボール直前雨天中止発表、売り上げ重視の確信犯か? | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)(2021年8月22日掲載)
カープファン「12球団サイテーです」と公共交通機関ストップでもナイトゲーム開催のマツダスタジアムに抗議、電話口の球団担当者はどう答えたか?驚くべきその一言… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)(2021年7月11日掲載)