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2021年06月03日
編集部

チケット払い戻し問題渦中のマツダスタジアム雨天強行に”ブラックレイン”とカープファン、キャッシュフロー尽きれば払い戻しも痛手に…

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マツダスタジアム
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画像はマツダスタジアム、雨天ノーゲーム告知

 

 

6月3日、マツダスタジアムであった広島-日本ハム3回戦は41分の中断を挟み雨の中、試合続行となったがけっきょく午後8時15分、日本ハム四回の攻撃中に雨脚が強まりノーゲームが宣告された。

 

マツダスタジアムでの雨天ゲームが幾度となく不可解な中止となってきたことはひろスポ!で何度も紹介してきた。

 

もちろん、それぞれ事情があり、オープン型ボールパークだから天候にゲーム開催が左右されるのはある程度やむを得ない。

 

そんな中、一番優先されるはファンの快適な応援環境、安全・安心なスタンド環境だろう。

 

なお、よくネットなどで「試合中止の決定は当該球団ではなく、開催か中止か、続行か中止かの判断はNPB」というのを見かけるが実態は違う。

 

コロナ禍にあって昨季と今季は、全試合が「連盟管理節」となっている。現場の球審がリーグ統括の代行を務める。

 

その時の状況、予報、今後の日程などを考慮して、基本的には球審と、雨雲レーダー情報などを持っている球団との話合いで決まる。球審はこうした雨の情報を持ち合わせていない。

 

よって、ここで主催球団の意向もくみ取ってもらえる余地が生まれる。広島球団もおそらく複数の民間予報会社と契約して、詳細な情報を持っている。

ここで、もし球審が「大丈夫かな?」と感じても、球団側が「いける」と言えばプレーボールの声はかかる。

 

5月15日にひろスポ!がアップした以下の記事に、広島-日本ハム戦開始前にアクセスが殺到した。雨で試合があるか、ないか?という状況になれば必ずこの類のひろスポ!記事のアクセス数が増える。

 

またか!マツダスタジアム中止と分かっていてもファンに足を運ばせる、やるやる商法 | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)

 

この記事の書き出しは以下のようになっている。

……

またマツダスタジアムで、ファンのことを無視したと思われても仕方のない雨天中止があった。

非常事態宣言発出が翌日に迫った5月15日の広島。広島市内は朝の時点で正午からの降水確率90パーセント。雨雲の移動予想でも午後2時からは雨だった。

……

 

まさに今回もそう。

 

朝の時点で午後6時までの降水確率80パーセント、そのあと90パーセント。雨雲の動きを見ても難しい状況で、広島県には大雨・雷注意報が出ていた。

 

それでも午前11時前、広島球団に問い合わせのために電話すると、一つ目は「本日の営業は午後1時から…」、二つ目は「午前10時からになりますのでかけ直して…」の留守電になっていた。繰り返しになるが午前11時前の時点でコレである。ファン対応を何と考えているのだろうか?

そして午後3時ごろマツダスタジアムにはシャワーのような雨が降り、午後6時の試合開始前にも雨脚が強まりプレーボールが遅れた。

 

そのあと、午後6時30分を回って二回表、日本ハムの攻撃中に最初の中断となり、41分間の中断期間を経て試合は再開されたが、四回表、また日本ハムの攻撃中に中断、そしてノーゲーム宣告となった。

 

もうこの時にはマウンドは泥田と化しておりピッチングできる状況ではなかった。また途中で広島の坂倉はワイルドピッチとなった球を追いかける際、右足を滑らせ、日本ハム大田はヒットのあと打席で足を滑らせた。一番、肉離れが起こりやすい”滑り”だ。体重のある選手ほど危ない。

 

この日の中継局はNHK。アナウンサーは「きょうの予報は時間が過ぎるにつれて雨脚が強くなる予報」と繰り返していた。民放なら広島球団に忖度して、そんなことは絶対に言わない。

 

売上高…前年比83億4489万円減の85億5735万円
入場料収入…41億3500万円減の16億6000万円
グッズ収入…22億8800万円減の13億5600万円
当期損失…29億3487万円

 

以上は、コロナ禍直撃の広島球団の2020年決算報告の数字だ。

 

関係者によれば広島球団のキャッシュフローは「1年ちょっとしかもたない」という。

 

もうそろそろそのタイミングだ。

 

だから、コロナ禍を想定して他の球団ではどこもやらないような全主催試合チケット一斉販売のようなことをやってしまう。運用利益の旨味をミスミス逃す訳にはいかない。

 

広島県に緊急事態宣言が発出されて以降、マツダスタジアム開催ゲーム分の払い戻しに関して、SNSでまっとうな声を上げているファンたちが、広島球団の姿勢を大いに批判しているが、それでも球団側が無視?を決め込んでいるのも少しでも売り上げを増やしたいからだろう。

 

広島球団では緊急事態宣言発出に際して、当初は払い戻しに応じるのは「郵送で試合の一日前までにチケットを送付した場合に限る」としていた。(現在は当日の窓口でも払い戻しを受け付けている)

 

この不思議な「条件」について「球団側は戻ってきたチケットを再販しようとしたのではないか?」という声が上がっている。

 

とにかく1席でも売りたい。それが今の広島球団の本音だろう。そのためには手段を択ばない。その類の話をいくつもこの目で見てきた。TVCMで流れているセリフを引用すれば”そういう会社だ”。

 

広島球団に対しては、マツダスタジアムの”家主”である広島市が監督責任を有しているが、実際には広島市の担当部署にとっても、松井市長にとっても広島球団はアンタッチャブルな存在になっている。

 

今回の緊急事態宣言発出に際して、広島球団と事前に打ち合わせをしたであろう広島県もしかり、だ。

 

特に広島市。これまで幾度となく広島球団のチケット販売方法や高額転売などに関して、広島球団に改善を求めるよう伝えてきたが話は全部そこで止められている。

 

未だに広島市内の金券ショップに行けば、マツダスタジアム年間指定席の転売が平然と繰り返されている。

 

そんな広島球団のファンに対する姿勢が「ブラックカープダウン」であることはすでに様々な角度から報告してきた。

 

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広島-日本ハム戦ノーゲームのタイミングでは「ブラックレイン」のタイトルのメールが届いた。内容は以下のとおり。

 

 

雨が降ったら逃げ場が限られるマツダスタジアム。

気象予報および緊急事態宣言下ということも考慮すれば早々に試合中止を発表すべきだと思うがカープは観客の安全への配慮をどう考えているのか?と電話で問いただしたが、担当者からは国や県の基準に則ってやっている、天候による試合開始の判断は通常どおり行うだけでコロナだからといって特段の対応はしていない、興行者としての責任感も主体性も全く感じられないお粗末な回答しか得られなかった。

おそらく何がどうお粗末かも理解していなかっただろう。雨に打たれ金子に打たれスタンドの観客はなんの苦行を強いられているのか。これぞブラックレイン?

ほれみたことかのノーゲーム。マツダスタジアムで人為的につくられた無理無駄無情の密空間。払い戻しでまた混雑。責任者、出てこい!!

 

ひろスタ特命取材班

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