第105回全国高校野球選手権記念広島大会第3日(7月12日)
1回戦8試合が県内4球場であった。
<鶴岡一人記念球場>
広工大11-1呉工(五回コールド)
海田11-1誠之館(六回コールド)
広工大は10安打を放ち、初回に4点を入れて試合の主導権を握ると二回に2点、三回に1点、四回に4点を加えてコールド勝ち。呉工は3安打止まりで1点を返すのが精一杯だった。
昨夏の大会でともにベスト16に入った海田と誠之館の一戦は予想外のワンサイドになった。海田は一番を打つ吉田淳之助(2年)が5打数4安打4打点。誠之館は1安打に封じられたがヒットを放ったのは同じく一番・山本健志朗(3年)で、初回に盗塁も決めてホームイン。しかし1対1同点となった直後の二回、海田に4点を奪われて試合の流れを手放した。
<エブリイ福山市民球場>
戸手6-0並木学院・忠海
武田7-0日彰館(七回コールド)
戸手のエース倉本翔太(3年)は116球7安打完封勝利。15安打を放った武田は二番の松田航輝(2年)が5打数4安打。日彰館は2安打止まりだった。
<バルコムBMW野球場>
廿日市7-5広島中等教育
広3-2井口(延長十回タイブレーク)
廿日市は初回に上位打線の活躍で3点を奪い、追いすがる広島中等教育を振り切った。先発した大下體(2年)は154球7安打、自責1で完投。廿日市は広島大会通算100勝となった。
広と井口は見事な投手戦を演じた。八回に広が追いつき1対1でタイブレークに突入、延長十回に先攻めの広が2点を奪い、その裏の井口の反撃は1点に止まった。広の川辺翔太(2年)は136球3安打完投で自責1。
<ぶんちゃんしまなみ球場>
世羅14-4黒瀬・三原東(五回コールド)
高陽東4ー2呉宮原
世羅は2対4で迎えた三回に7点を奪うと五回にも5点を加えてコールド勝ち。高陽東と昨夏ベスト16の呉宮原はともに7安打ずつを放ったが、2対2同点の六回に勝ち越した高陽東に軍配が上がった。
13日は試合が行われない。14日は5球場で2回戦10試合が行われる予定。