地域と共に、みんなの広島スポーツ交流マガジン

画像はネットの上で睨み合うラッセル選手と相手外国人エース

 

2023-2024 V.LEAGUE Division 1   MEN
レギュラーラウンド、第11週 第21 戦/ 全18週36戦
2024年1月20日(土)、岡山県倉敷市・水島緑地福田公園体育館
vsジェイテクトSTINGS
【JTサンダーズ広島　ホームゲーム】
観客数:1068人　←もう少し入りそうなハコなので、明日はもっと現地で見て欲しい！

 

JTサンダーズ広島の試合前の順位は4位。昨季と比較すると決して悪い立ち位置ではないけど、レギュラーシーズンの折り返し地点で、いくら相手が強豪（リーグ戦１、２位）とはいえ、4連敗。しかも近い3試合は全て逆転のフル負け。

このホームゲームが正念場だ、ということはわかっていた。

選手も、ベンチも、痛いほどわかってる。

逆転のフル負け3試合、のあと、「選手だけで」話し合いをした、とのこと。

『あと1点』を取り切るために、采配だけではイケンと、選手たちの方も感じていたことでしょう。声を上げたのは、今年主将に就任した井上慎一朗選手だとのこと。全力でサポートしてくれる、主将！君の出現を本当に待っていたよ！！慎さんが主将で良かった！

水島緑地福田公園体育館

築５０年近く建った建物とは思えない程きれいに改修された会場内の様子

 

会場の、岡山県倉敷市・水島緑地福田公園体育館は築50年は経っていると思われるので、大丈夫か？と思っていましたが、照明や床、壁、トイレも改装してあり、空調もしっかりしていました。体育館だけではなく、グラウンドや屋外トイレとかも全て整備(または整備中)で、バレーボールの開場待ちの列の向こうのグラウンドでは少年ラグビー大会が開催されており、賑わっていました。(駐車場が一杯で、大変なことになっていましたが)

始球式をされた倉敷市長さんは、所作が「バレーボール経験者ですか？」と思われましたね。挨拶にも熱が入っておられましたしw。

 

ジェイテクトとのアウェイでの対戦は既に終わっていて、今のところ、JTの2勝0敗。今回のホームゲーム倉敷大会で1つでも勝てば今シーズン勝ち越しが決まります。

所属メンバーがかなり変わっているとはいえ，昨季は全敗だったので勝ち越しすることは大きな意義がある。そういう意味でも、負けられない試合です。それは「相手にとっても」そう、でしょう。それでも勝ち切らなければいけません。

 

何はともあれ、大事なのは「策で先手を取ること」です。さぁ！両チームにとって、負けられない試合。結果は、どうなった？！

 

24-26

25-21

25-16

25-16

 

セットカウント3-1で、勝利！！連敗４でストップ！

14勝目を上げました！！

何気に、新年初勝利だぜーーー！！サイコー！！

 

スターティングメンバーは、

OH:ラッセル、坂下
MB:三輪、川口　　　　リリサ:川口→将平。そのまま後衛で入り、坂下がLと交代。
OP:ジャンチュアン　　チュアン→井上慎一朗(2枚替)
S:前田　　　　　　　　前田→金子(2枚替)
L:唐川、西村　　　　　唐川only

 

坂下くんスタートで来ましたかーフムフム　すごいな。

坂下くんが入る時はラッセルがレセプで狙われるのが常なので、そこをどうするのかが課題だった。

Lの唐川くんが結構動いていたことと、ラッセルの体勢が十分でない時に、バンバン坂下くんに上げてましたねw 相手の助っ人OHにワンチ狙いのスパイクを結構打たれてて、「やられるんなら、やり返せー！」と思っていたんだけど、坂下くんが速すぎて相手ブロックの手が前に来てないというww

 

アタックで17得点と大活躍の坂下選手

こぼれ球を必死に取りに行く坂下選手

 

試合の入りにグイグイいけないこと、は、今シーズン入ってからずっと引き続き抱えている課題なんだけど。

ここ3試合は1.2セット先取して、その後やり返されるという展開だったから、第1セットの展開をどう組み立てるのか、が正直心配だった。

案の定、相手のリードが4点くらい常にある感じで推移。2点差、1点差まで詰めるも、また離される、という展開。

これまでだったら、ズルズルこのセットは落として。まぁ、セットスポーツだから、1セット取られても取られた分は取り返せばいいわけです。が。土壇場で、第1セット追いつきました！！結果、このセットは24-26でしたが、希望が持てました。

 

第2セット以降は、第1セットでもその片論を見せた「2枚替え」効果を遺憾なく発揮！

チュアンと交代してサーブを打った金子くんのサービスエースを含む、4連続得点！！の第2セット。金子くんのサーブでのブレイク率、高かったですわぁ。

前衛の前田くんと交代した慎さんのスパイク！ブロック！

とにかく、試合の流れをココで作りました。

 

流れを引き寄せた金子選手のサーブ

毎セット途中出場ながらチームをしっかり支え､盛り上げた井上慎一郎選手のスパイク

川口選手の後ろからラッセル選手のビックが決まる

今日は坂下くんのスパイク数が多くてラッセルの負担が減って見えてることもあるけど、ラッセルのスパイク決定率77.1%(35本中27本決定)は、バケモノ級！

金子くんのセットの時に、ラッセルが頂点で「好きに」自分のタイミングで打っていたのがとても印象的でした。

チュアンは本数少なめだった(坂下くんが目立ってたから。ミドルの本数も多かったし。)こともだけど、抜群に決めていたのは、キチンと目の前のブロック枚数を減らせてたから。

あと、昨季の最初ごろに見た、チュアンの凄さ、走り幅跳びみたいな速くて強いやつ！久しぶりに見ましたよ。チュアンはあれでいい！というか、ああであって欲しい！

相手ミドルが置いてけぼり、というか、ポカーン、ええ？！ってシーンが、今日は沢山あって、究極のセッター推しの私としては溜飲が下がった試合でした。

ここぞと言うときに強烈なスパイクを決めるジャン選手

アタック決定率８０％の三輪選手

相手外国人エースの強烈なスパイクをシャットアウト

2024年初勝利に喜ぶ選手たち

ブロックポイントがあると派手で目立つんだけど、ブロック本来の役目ってどうなんだろう。「ハイキュー‼︎」でも「神様のバレー」でも分かれるところだけど。ブロックは、守備なのか、攻撃なのか。まぁ、「ハイキュー‼︎ゴミ捨て場の決戦！」を見たらはっきりすると思うが。

後ろと繋がっている、ことが何よりも大事、と思ってます。そういう意味では、今日は良かった。

ブロックの後ろにはリベロが居て、ブロックワンチ取ったらそこにはサイド陣が居る。金子くんのナイスディグも何本もあったし、あれもチームみんなで良く話し合っていればこそ、だよね。チームの誰かが触ったボールを懸命に追いかけて行って，ボールが繋がって、というシーンが、今日は本当にたくさんあった。

バレーボール、面白い！！

男子は特に、ものすごいスピードでサーブもスパイクも行ってるのに、それを当てたり、拾って繋ぐて…マジすごい。

 

明日はきっと対策されることでしょう。その「対策の対策」を考えて、常に策で先手を取っていかないと、この先ファイナルに進んだとしても勝っていくことは難しい。

でも、ファイナルに進んで、さらにその先へも進むJTが見たい！ファンはもう気持ちを大田にも有明にも飛ばしてますよ！絶対行くけ！

明日も笑って勝ちに行きましょう！

明日も現地で応援です。

頑張れ！JTサンダーズ広島！

頑張ろう！NIPPON！

頑張ろう！能登！！(ちゃこ)