画像は暑さ厳しい2015年7月、広島商工会議所内で「広島みな公園」優位を厳しい表情で”宣言”する湯崎英彦知事、その言動が新スタジアム問題も教育長問題も旧陸軍被服支廠問題も迷走させてきたのではないか…この記事は1月21日午後0時30分、湯崎英彦知事のひろしま男子駅伝スタートの合図とともにアップ…
ひろしま男子駅伝スターターはいいけど湯崎英彦知事「広島みなと公園優位」とか言うことと、その結果が違い過ぎない?エディオンピースウイング広島の過去と今と未来(3)
予想通り<中国新聞に語る資格なし!新スタジアムの光と影、エディオンピースウイング広島の過去と今と未来>は大きな反響を呼んでいる。ここまで2度連載したがアクセス数も万単位になっている。
その第1回がコチラ。
中国新聞に語る資格なし!新スタジアムの光と影、エディオンピースウイング広島の過去と今と未来(1) | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
上記の記事の中には次のような一節がある。
<新スタジアムがどういう経過を踏んで完成したのか、現在はどのような状況でステークスホルダー、市民・県民・サポーター・地元の基町地区住民はどんな声を上げているのか、そしてどんな未来が予想できるのか?をうわべだけではなく、必要な部分はていねいに掘り下げておく必要がある。>
<中国新聞が1月6日付の紙面から「軌跡まちなかスタジアム」連載を初めているが「サンフレッチェ広島を旧広島市民球場跡地から追い出した中国新聞に語る資格はない」と断言する、エディオンスタジアム広島時代からのサポーターの声がある。デルタルハンター班もまったくそう思う。今さらどの口で語るのか!と…>
<旧広島市民球場跡地で展開中の広島ゲートパーク。「旧広島市民球場跡地整備等事業」を手掛けた事業主の中に中国新聞も名を連ねる。だからサンフレッチェ広島時代の森保一監督がしきりに「旧広島市民球場跡地にスタジアムを!」とサンフレイレブンらと共に声を上げても紙面上でほぼスルーした。実に罪深い。>
<ひろスポ!はその当時、“反みなと公園記事”(ネット上には今も多数残存する)をアップし続けていた。うまくいくはずがない、という確信があったからだ。最初にそんなことを口走った湯崎英彦知事には即、その場で直接「警告」もしたが、その時はずいぶん自信あり気だった。だが港湾機能を重視する国からレッドカードをもらい、けっきょくサンフレッチェ広島の久保允誉会長に頭を下げることになり、降ってわいたような「広島中央公園案」を本線に挿げ替えて、基町地区住民の猛反対の声も押し切った。>
上記記事の中には次のような一節がある。
<広島みなと公園”断然”優位を譲ろうとしない2トップ側は、久保さんのことをボロカスに叩いていた。その記事は後日、ひろスポ!で数多くアップしてきたものを紹介するが、ほんと、ひどいものだった。>
今回はそれがどういうものだったか?を、ひろスポ!の過去記事から振り返る。当然ながら新スタジアム完成までの道を散々迷走させた責任の大部分は松井一実市長と湯崎英彦知事にある。
まず第1回にある「湯崎英彦知事には即、その場で直接「警告」もした」場面はコレだ。↓
松井市長、湯崎知事らトップ会談でサッカースタジアムは”筋書き”通り「宇品へ…」とはいかない切実な事情、このままでは空中分解の可能性大 | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)(2015年7月22日掲載)
上記記事の中に<3月28日 「ひろスポ!」に広島みなと公園のある宇品・出島地区の港湾関係者から「宇品にスタジアムを建設することについての核心的問題を提起する」メールが届く。広島市並びに松井市長、広島県関係者に向けた港湾関係者の切実な思いとその理由は次のとおり。>という一節があり、そのメール内容がそのまま掲載されている。
結果的には湯崎・松井の2トップが散々「広島みなと公園優位」を引っ張った挙句、国からレッドカードをもらって文字通り“オウンゴール”で「広島みなと公園」は敗れることになる。
港湾関係者がひろスポ!にメールしてきたのは、中国新聞も地元放送局も当てにならない、と判断したからだろう。この一件では広島県のHPでも以下のような“主張”がなされている。とんでもない見当はずれ…センスを疑う!ムダ金を使ってムダな検討をしただけ、”見当”違いとはこのことだ。↓
広島県知事,広島市長及び広島商工会議所会頭の3者による会談を開催し,次のとおり合意
(1) 候補地の絞り込み
旧広島市民球場跡地は,多機能化や複合開発,スタジアムの規模等に課題があり,広島みなと公園は,Mice施設の併設やまちづくりの観点から優位とするが,宇品地区を中心とした物流拠点に対する交通対策などの交通課題の解決ができていない状況で,最終的な候補地の決定は困難である。今後は,候補地の絞り込みに向けた交通課題の解決策などの検討を進めていく。
(2) 事業主体
概算事業費,資金調達,運営方法など含めた事業性の判断を行うための実現可能性調査などが必要であり,今後は,専門家に意見を聴くなどの検討を行った上で,作業部会においての検証を進めていく必要がある。そうした検証結果を踏まえ,再度会談で協議を行う。
(3) 今後のスケジュール
広島みなと公園が優位ということであるが,候補地の決定に向けた最終的な検証作業として宇品地区の交通課題の課題解決に向けた検討を行うとともに,事業主体や役割分担の決定に向けた資金調達,事業スキームを検討するための実現可能性調査など,継続して作業部会で調査・検証を進め,その結果を基に,今年度内に再度会談を開催し一定の方向性を出す。
……
湯崎英彦知事の一番悪いところは、言い出したこと、とその結末に齟齬があっても決してその点についてコメントしない、まるでなかったかのように振舞うことだ。
ここまでの仕事ぶりを見ていると同じようなケースが多々ある。広島の教育をダメダメにしている教育長問題や旧陸軍被服支廠問題はその典型だ。後者の騒動の発端は湯崎英彦知事が原爆ドーム以上に価値のある旧陸軍被服支廠を“ぶっ壊す”としたことから始まり、そこから民意がじわじわと盛り返し、途中から国も巻き込んで結果、1月19日に文化庁から全4棟が国重要文化財に指定された。
そうなることは最初から分かっていた。2019年12月17日アップのひろスポ!記事
→50年後、100年後を考えれば当然「リアル」な旧陸軍被服支廠4棟は全保存、危機的状況に県が意見募集へ、突き詰めれば広島サッカースタジアム問題と一緒! | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
…の中にはこう記してある。
<西飛行場廃港へのゴーサインや、そのあとの「跡地活用策」のブレよう、広島みなと公園へのサッカースタジアム”強引誘致”など、痛恨のミスジャッジを数多く重ねてきた湯崎知事、その極めつけが広島高速5号二葉山トンネル事件だが、広島の50年後、100年後を考えた場合、旧陸軍被服支廠解体はその比ではないだろう。>
<広島県では、被服支廠解体案への意見募集を12月17日から行うと発表した。きっと「解体反対」の声が沸き上がるだろう。>
で、やっぱりその通りになった。迷走4年を経て、だ。その時間軸にスタジアム問題は完全に重なっているのである。(ひろスポ!デルタルハンター班&田辺一球)
エディオンピースウイング広島、エディオンスタジアム広島に関するご意見、ご感想、ネタをひろスポ!までお寄せください。いただいた「声」は電子メディアほかで紹介させていただく場合がありますのでご留意ください。
sports.c.w@hi.enjoy.ne.jp