画像は開幕二軍スタートも一軍昇格後、数少ない出番で結果を残す中村健
5月8日 〇3-1阪神(甲子園球場)
広島 001 000 020・3
阪神 001 000 000・1
広島通算30試合13勝13敗4分け(2日続きで順位上げ5位から3位浮上、首位阪神まで1・5差)
18時1分開始・2時間52分、42,588人
相手先発 大竹6回4安打1失点
広島本塁打 中村健1号ソロ
阪神本塁打 -
広島登録抹消 △末包▼田村
広島スタメン
一番センター秋山
二番レフト二俣
三番セカンド菊池
四番サード小園
五番ライト末包
六番キャッチャー曾澤
七番ショート矢野
八番ファースト中村健
九番ピッチャー〇大瀬良(5試合1勝)7回106球4安打1失点
H島内
S栗林(16試合19S)
連日4万2000人を超える敵地の甲子園…雨天中止のあと前日の第1戦を2-0で取った広島がこの日も2点差の3-1で逃げ切り勝率を5割に戻すとともに、首位阪神まで1・5差とした。
広島は昨季、1勝7敗1分けと鬼門となっていた甲子園で4勝1敗、阪神・岡田監督の表情も曇りがち…
前日、甲子園のマウンドに上がったのは広島・床田と阪神・村上で、床田は7回と1/3を投げて7安打無失点。村上は7回5安打2失点だが自責0だった。
この日は広島・大瀬良が7回4安打1失点、1000奪三振のオマケ付きで今季5試合目にして1勝目。阪神・大竹は6回4安打1失点でほぼ互角の投げ合いだった。
決勝の2点が入ったのは阪神三番手のゲラがマウンドに上がった八回。一死からプロ初の二番に抜擢された二股がファウルで粘って7球目で四球を選んで出塁。菊池の送りバントで一死二塁として2試合続けて四番に入った小園がインローのスライダーを右前適時打。さらにこの日、田村に代わって一軍昇格となった末包が、高目の155キロを詰まりながらも左前に落として加点に成功した。
広島打線は昨季、大竹と7度対戦して6勝を献上していた。その大竹は今季、ここまで3勝(2敗)をマークしていたが右打者の対戦打率が・299と高く、3本の被本塁打も右打者だった。
二回の先制点もやはり「八番」というしぶい打順に入った中村健の1号ソロだった。広島は直近の10試合で”先発が1点以内に抑えないと勝てない”状況が続いており、その条件をクリアした大瀬良もさずがだが、二股、末包、中村健の3人で後方支援した一戦という意味でも新井監督にとってが価値ある1勝となった。(ひろスポ!取材班&田辺一球)