画像は優勝の喜びを爆発させる広島ドラゴンフライズ、そしてブースター
日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24 GAME3 (5月28 日、横浜アリーナ)
広島ドラゴンフライズ 65-50 琉球ゴールデンキングス
1Q:17 -22
2Q:18 -17
3Q:11 -11
4Q:19-10
広島ドラゴンフライズがワイルドカードからの下剋上を完結させた。
当然ながら前年チャンピオンの琉球ゴールデンキングスは強かったし、横浜アリーナの空気も7割方はチャンピオン防衛を信じていた。
だが、チャレンジャーたちのメンタル、タフな肉体は想像以上だった。GAME1で叩きのめされ、GAME2で立ち上がり、金髪軍団に強烈なカウンターを浴びせ、GAME3ではその入りから相手を浮足立たせることができた。
レギュラーシーズンで磨き上げてきたディフェンスからの”自分たちのバスケット”、チャンピオンシップでは戦うたびに成長できたし、ブースターとともに一体になれた。
そして朝山正悟とともにゴールテープを切り、その歓喜の輪に松葉づえの寺嶋良も加わった。バスケ漫画でもなかなか、こうはいかない。そういえば、広島ドラゴンフライズ初代メンバーが最初に合宿地に選んだのは「スラムダンク」の舞台、広島の奥座敷、湯来温泉だった…
ゲーム終了後、カイル・ミリングヘッドコーチの「かちじゃけぇ!」が3度響き渡り、この物語の第1章は完結を迎えた。だが、まだ第2章がすぐに始まる。
広島のバスケ文化が花開こうとしている。
(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)
※あす5月29日、広島ドラゴンフライズのメンバーは地元広島に戻って各局夕方ワイド番組生出演をこなす。特に長く広島ドラゴンフライズに密着してきたディレクターを有するNHKは午後7時57分から午後8時42分まで、選手を特設スタジオに招いての「緊急生放送!大躍進!広島ドラゴンフライズ」を総合でオンエアする。
優勝の喜びを語る朝山正悟
勝利を確信して涙をこらえなくなった寺嶋良、ハッピーエンドのラストシーンに溶け込んでどんな思いだったのか…