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2024年08月09日
編集部

今夜の京セラドーム、広島・森vs阪神・村上を予想しつつ、中国新聞コラム「球炎」や藤浪朱理の金メダルに想う

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画像はパリ五輪の現地の様子(ひろスポ!五輪取材班撮影)

阪神-広島17回戦(京セラドーム、8月9日午後6時開始予定)

以下、きょうのカープはたぶんこうなる…|田辺一球|note の記事を転載する。(記事内で選手などの呼称は独自のものとなっています)

 

予告先発は広島が森(0勝0敗)、阪神が村上(5勝7敗)

早朝にあったパリ五輪レスリング女子の53キロ級。藤浪朱理の金メダルへの戦いは最初から最後でが秀逸だった。その姿も態度も、相手選手へのリスペクトも、見る者を引き付ける独特のパワーも…

NHKスペシャル(初回放送7月20日)「レスリング女子 新時代“最古の格闘技”をUpdate」もまた特筆すべき内容だった。番組の入りとエンディング。全体の構成、深堀した内容などなど…そして番宣には「常識に縛られず新技術をどん欲に取り入れ、自らをアップデートし続けている。自分らしさを見失うことなくひたむきに、そして軽やかに世界の頂を目指す彼女たちの挑戦を追う」とある。

大事なことだ。

 

 

番組の中で詳しく紹介された藤浪朱理はまさにそうで、予想通り「軽やかに世界の頂」に上り詰めた。

メディアと取材される側の関係は、本来こうであるべきだろう。なぜ、彼女たちを取り上げるのか?その先に何が待っているのか?見た者に何が残るのか?

昨今、大学生に問うと「授業を受けて初めて新聞を読んでみた」とか「自分は高校時代、コロナで部活が中止になった時、テレビや新聞に盛って報道されて悔しい思いをした」「石丸さん(元安芸高田市長)はマスメディアを信頼してないから、自分でSNSで発信して都知事選で旋風を巻き起こした、これからはそういう時代」という声が返ってくる。

すでに新聞は、地方紙だけでなく全国紙も死に体だ。テレビ局も壊滅状態。ラ・テ県営局ならなおさら厳しい。広島もそうだ。最近になってテレビ新広島と広島テレビが、座して死を待つ訳にもいかないから新社屋をぶっ建てたがカネを使い過ぎて極めて厳しい経営に直面している。

そして広島で見る限り、自社制作番組はどの局もインフォマーシャルだらけ。視聴者に向けて純粋な情報ではなくスポンサーの色に塗れたCMもどきを垂れ流し。そればかりやるもんだから肝心のスポットCMが入ってこない、自爆型構造になっている。

 

 

NHKだけは別格のようでもあるが、それでも経費削減の波が押し寄せ、現在のNHKを東西などに分ける、という話もある。

そんなこんなでパリ五輪報道がどうなっているか?と言えば、こちらもほとんどNHKの広り勝ち。そしてTVerぐらいか?

ここまでメディアの話を引っ張ったのは、きのうも当チャンネルで引用させてもらった中国新聞「球炎」につなげるためだ。

きょう付のコラムも木村雅俊さんが担当して「リスク覚悟の仕掛け空転」の見出しでバランス良く新井カープの負けっぷりを報じている。

これほどのクオリティであれば、例え160円出しても購入して、コラムを切り抜いて、並べていく、とかいろいろ利用法はあるだろう。だが、今の大学生は新聞を買おうとはしない。「授業で聞いたので初めて読んでみたら情報が多いにびっくりした、でもスマホで十分」だからだ。

 

 

きょうの「球炎」の中では「新井采配にムチが入ってきた」の記述がある。まったくその通りで、だからこそ昨夜、超美技のあとに不注意なミスをした末包は、絶対に捕れもしないファウルフライを追ってエキサイトシートに飛び込んだ。

だが、カープナインのそんな必死さを、昨夜の戸郷は上回っていたし、実は初回の秋山3球三振やそのあとの粘る矢野に対して決して四球を与えず12球目で一ゴロ…という時点である程度予想できた。

さて、そんな見る者を引き付ける投球を、たっぷりと二軍で自身を見つめ直してきた森が阪神打線相手にできるかどうか?快適なドーム空間、好条件の下で「自らをアップデートし続けている。自分らしさを見失うことなくひたむきに」向かっていけるかどうか?アップデートしないなら、消えていくだけ。幸いにも長期政権の新井カープは、できる限りのチャンスを一軍経験の少ない選手にも与え続けている。

 

阪神は村上。昨夜の戸郷同様、ここまではカープ打線相手に悔しい思いをしているから要注意だ。

今季はすでに6試合登板して2勝のあと5月7日からは3連敗中。ただ、対戦防御率は1・88だからぜんぜん悪くない。

実際、前回対戦(8月19日。甲子園球場)では8回129球5安打無四球で1失点負け投手。実に今季5度目となる床田との投げ合いでわすかに及ばなかった。しかも失点は中村貴浩、坂倉の連打のあとのバッテリーを組んだ坂本のミス絡みだった。

その前が7月4日のマツダスタジアム。7回7安打3失点、自責2で3対3同点のまま交代した。なお開幕から4戦目までは4月9日と30日には床田との投げ合いを制して2勝、そのあとは床田と投げ合って2敗となっている。

 

そんな村上から今季、先越えしているのは秋山、そして末包…意地の一発は出るだろうか…2位巨人は8勝7敗1分けの中日とバンテリンドームナゴヤで対戦する。

星を分けた巨人とは1差、やはり8勝7敗1分けの阪神とは2差…

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