画像は菊池涼介
8月1日 〇2-1DeNA(マツダスタジアム)
DeNA 000 001 000・1
広 島 001 001 01 X・2
広島通算90試合47勝39 敗4分け(巨人に0差の首位浮上)
18時開始・3時間26分、29,917人
相手先発 石田裕5回5安打1失点
広島本塁打 -
DeNA本塁打 -
広島登録抹消 ▼シャイナー△林
広島スタメン
一番センター秋山
二番ライト野間
三番レフト中村貴
四番サード小園
五番ファースト坂倉
六番セカンド菊池
七番ショート矢野
八番キャッチャー曾澤
九番ピッチャー大瀬良7回108球7安打1失点(自責1)
〇島内(41試合7勝6敗)
S栗林(44試合4敗29S)
「まだ、まだ順位を気にする段階じゃない」
甲子園球場で巨人が阪神に敗れてからおよそ30分後、7月20日以来の首位に浮上した新井監督はそう言った。八回、三塁後方に落とす菊池の「ロブショット!」で勝ち越して2-1辛勝。本拠地でDeNAを3つとも叩き、真夏日が続く広島の夏をますます熱くする舞台が整った。
三回の先制点は二死満塁から、一軍昇格後3度目の三番に据えた中村貴の二遊間へのゴロがショート森敬の野選となって奪ったものだった。三浦監督からのリクエストでも際どいタイミングだった二塁ホースプレーセーフの判定は変わらなかった。一塁走者野間の足がわずかに優った。”そういう方針”で2月のキャンプからみんなやってきた。
長らく防御率0点台をキープしている大瀬良は四回から七回まで4イニング連続で先頭打者を出す苦しいピッチングでも試合を作った。途中、六回にはアクシデントがあった。二塁に牧を置いて、投じたシュートを左肘に受けた宮崎がマウンドに向かいかけたのだ。両軍モール状態となり、三浦監督が直接なだめに入りった。新井監督も後ろの方から現場との距離を詰めた。
現場の混乱が収まったあと、大瀬良は送りバントを挟んでフォードに同点打を許したが失点はそれだけだった。
八回は島内が続いた。球宴明け7月26日に再調整を終え一軍に戻ってくると月末に2ホールドをマークして、結果的にはこの日7勝目が転がり込んできた。九回は島内より3試合多い44試合目の出番となった栗林。29セーブ目をマークして自身3度目となる大台に王手をかけた。
各自が「みんなで戦う」というチーム方針に従ってベストを尽くしていれば、順位の方からついてくる。打率2割そこそこで、規程打席到達者の最後尾が定位置になっている菊池が、3試合連続の決勝ショット(第1戦は二回先制左前打、第2戦は四回先制二塁打)を放ったのも任された持ち場でベストを尽くしているからこそ…
試合前、シャイナーの出場登録抹消(左手関節尺側根伸筋腱鞘炎のため)が発表されたが、一軍メンバーに名を連ねる面々がどうであろうと、試合に出場した者がひたむきに投げ、守り、走り、打つのが新井流。ベテランも若手も関係なし。お立ち台に上がって声援を送られて、またチームのため、ファンのために勝利を目指す。
お立ち台の菊池
全く活躍できてない中、しっかり声援いただいてますし、それに何とか応えたいと思って毎日練習してますし、今日は広テレということで謙二郎さんが試合前にゲキを入れに来てくださったので、それに皆さんのファンの声援も含めて応えられてよかったと思います。
同じくの島内
チームに迷惑をかけている期間があったので、何とかチームに貢献したいと思って今投げているので、これからもがむしゃらに投げていこうと思います。