画像はマツダスタジアムで熱心に応援するベイスターズファンのみなさん
広島-DeNA16回戦(マツダスタジアム、8月1日午後6時開始予定)
きょう1日の予告先発はは広島が大瀬良大地、DeNAがルーキー右腕の石田裕太郎。普通に考えれば広島有利だが、果たして…
以下、きょうのカープはたぶんこうなる…|田辺一球|note の記事を転載する。(記事内で選手などの呼称は独自のものとなっています)
予告先発は広島が大瀬良(4勝1敗)、DeNAが石田裕太郎(3勝0敗)
7月9勝10敗で8月に入った。89試合消化で貯金7、首位巨人まで1差、打線活発化で6連勝の3位阪神とは0・5差。酷暑での戦いが続く。6日から11日には東京ドーム、京セラドームでの直接対決も待っている。
そんな夏の盛りに訃報。昨夜、阿南準郎さん死去のニュースが飛び込んできた。1986年、5度目のリーグ優勝では、古葉竹識さんが打ち立てた数々の栄光を引き継ぐ、難しい役どころを見事にこなした。
ユニホームを脱いでも球団への貢献は多大だった。
1989年にフロント入りして球団本部長などを務めた。松田元オーナーのオーナー代行就任は1985年。当時の球団運営を、その温厚な人柄で支え続けた功労者だ。老朽化した市民球場では客足も遠のき、球団収入が増える要素なし、のたいへんな時代だった。
温厚な人柄でメディアには多くを語らずとも、しかし常にダンディにしてフレンドリー。偉ぶるようなことは、まったくなかった。球団体質は今も旧広島市民球場時代も変わらないが、その中では異質…
その人となりについては、入団当初からお世話になった新井監督もよく知っている。だから昨夜の勝利は特別なものになった。
新井監督が小学生のころ、父親と通った市民球場、そのカープベンチで指揮していた偉大な先輩…カープ黄金期。その時代からつながれてきたバトンを、自分も手にすることになろうとは…と感慨深いのではないだろうか?
もしかしたら将来、その赤いバトンを手にするかもしれない大瀬良が今夜投げる。
防御率、驚異の0・82でトップ快走中。2位の阪神才木は1・14、昨夜10勝目をあげた床田は5位で1・68、森下も同じく1・68。
7月の大瀬良は3試合で計20回を投げて自責2。7月6日のバンテリンドームナゴヤで福永の犠飛と板山のソロで失点したが、そのあとのヤクルト戦と阪神戦では失点していない。そのあと球宴でも好投した。
DeNAとは今季、5月24日の横浜スタジアムで対戦済み。8回1失点の東と投げ合い、7回1/3、4安打1失点だった。失点は初回の一死満塁からの山本の犠飛で、二回からは危なげないピッチングだった。
投げ合う石田裕太郎は…てごわいかもしれない。
スライダーとフォークなど落ちる球を操る大卒ドラフト5位右腕は6月9日のソフトバンク戦でデビュー。5回5安打1失点で勝ち投手になると、続く16日の西武戦では9回95球4安打完封のマダックス。そこだけを切り取れば、森下並みの能力を秘めていることになる。
さらに3度目の先発となった7月2日のヤクルト戦も5回5安打2失点でイッキの3勝目。9日の中日戦は勝ち負けがつかなかったが、5回2/3、8安打3失点。前回、20日のヤクルト戦は初めて5回を投げ切れず6安打3失点。中日板山とヤクルト村上に柵越えされて、思うところもあっただろう。
濵口に続いて東でも勝てなかったDeNAは、今回の7連敗で、最初にコケた石田裕太郎先発の試合まで一回りしてしまった。要するに先発陣全滅…ここ5試合では計7得点と自慢の攻撃力も不発となっている。そこに焦りも加わり昨夜の三浦監督は采配の上でもいろいろ動いていた。以上6:4でカープ有利…