画像は9月12日、開門前のマツダスタジアムと真夏のような青空、その下で野球やるのって、どんだけしんどいか…
広島-巨人22回戦(マツダスタジアム、9月13日午後6時開始予定)
昨夜の大敗を受け、ネット上では栗林良吏に対する罵詈雑言オンパレード…
そんなことやってる場合じゃない、今夜負ければ本当にリーグ優勝の可能性はゼロになるのだから…
以下、きょうのカープはたぶんこうなる…|田辺一球|note の記事を転載する。(記事内で選手などの呼称は独自)
予告先発は広島が床田(11勝5敗)、巨人が戸郷(10勝7敗)
ネット上に栗林に対する罵詈雑言が溢れている。
お前ら、栗林がどんだけ開幕から大変な思いして投げて来たか、知りもせんのに勝手なこと抜かすな!
誰もが自由に情報発信できるネット時代との向き合い方がねじれている人々には、勝手ながら当事者に代わってこの言葉を贈りたい。そういう行為はけっきょく自分に還ってくる。情報発信には、情報受信と同様、リテラシーが欠かせない。
開幕前、栗林や野間がどんな思いで“あの治療”などを受けてきたか…長らくヒットが出てないからと言って、田中広輔に集中砲火を浴びせる連中もいっしょ。二軍には、田中広輔に替わる人材などいない、ゼロだ。
カープという球団はプーチンのロシアと一緒で、正しい情報、有用な情報であっても、自分たちにとって不利益になると判断すればメディアにことごとくストップをかける。だからファンに本当のことなど伝わらない。
権力に屈し続ける広島のメディアも情けない。
圧力がかからないのは、たぶんこのチャンネルと<ひろスポ!>と中央の雑誌系・独立系メディアぐらいだろう。
このクソ暑いのに平気でデーゲームをやる非常識球団に対して広島のメディアは何の情報も発信していない。ネットでは批判の声が渦巻いているのに、だ。いい加減にファンもカープ村の実態、認識した方がいい。
厳然とした事実としてあるのは、ろくな補強もないのにここまで優勝争いしてきた新井カープの素晴らしさ。(それを新井監督が補強はいらないと言った、と平気で報じるメディア、補強はして欲しいに決まってる)そして、その話でいけば、相手がギアを上げてパワープレーに転じた時に、本来のカープの力量が露呈しただけ、の話なのである。
さて、昨夜のアドゥワには感服…でした。このチャンネルで5回3失点以内、などと大変失礼を申し上げたことをお許し下さい。
では、なんでアドゥワが巨人打線を抑えることがきたのか?それは、余分なことを考えないで攻めの投球に徹したから。しかも真っすぐ系を初回からどんどんゾーンに投げて、けっきょく無四球で自分の仕事をコンプリートした。
栗林は真逆だった。四球スタート。それでも新井流闘魂注入で直後の2球は邪念が消えていた。無死満塁2ストライクナッシング…しかし3球目のつり球要求の時、追い込んだばっかりにまた邪念が出て押し出し死球になり、そこからすべてが瓦解した。
そのことをファン目線で語るのは当然ながら自由だ。ただし、そこで「裏切者」とか「読売からいくらもらった?」という話にはならない。
どうやら広島県内全小学校・中学校に「カープ科」を設けてカープの何たるか、カープとの向き合い方を教育する必要がありそうだ。県外者には原付免許レベル?の「カープ講習・検定」を受けてもらい、それをパスしないとマツダスタジアムには入れない…
さて、カープに極めて近い関係者の中からは「すでにもう優勝の目はなくなった」の声が上がっている。
さらには「きょうが大事、きょうも負けたらもう終わり」という見方もあるようだ。同感である。負けたら巨人と4差。そして次回も菅野は絶対打てそうにない…
いや菅野だけじゃない。今夜の戸郷も脅威だ。菅野の背中を見て自己啓発してきているのだから…
戸郷は前回5日のヤクルト戦(岐阜・長良川球場)では今季初の中4日で7回103球1安打無失点で10勝目。今回は中6日で調整してきた。
今季、阿部監督はすでに6度も右腕をぶつけてきた。対戦防御率1・74だからそれもうなづける。
前回8月22日の東京ドームでは完封されかけたが九回、先頭の野間が左前打、矢野が送って小園がフォークをセンター前ヒット。1対1同点に追いつき二番手の大勢を引っ張り出した。(試合は延長十回、矢野のケラー打ちで勝利)
だがその前の8月8日の東京ドームでは5安打完封された。
対戦別でいくと4月12日の東京ドームでは坂倉がソロを、6月28日の東京ドームでは堂林がやはりソロを放っている。
野間は18の7、打率・389、小園も19の7、打率・368と打っているが、秋山と菊池は打率1割台でそこで分断されてきた。
繰り返しになるが直近の3試合計24回と1/3で、戸郷から奪ったのは2点だけ、堂林のソロと小園のタイムリー
なのでカープ2点打線が今夜、先制できる可能性はかなり低いと考えた方がいい。こういうシチュエーションでの戸郷はさらに手強い。
投げ合う床田はアドゥワ流で攻めていきたい。今季3度対戦して勝ち負けはついていないがクオリティスタート成功率100パーセント、対戦防御率2・25。
前回8月21日の東京ドームでは難敵グリフィンのがっぷり四つの投げ合いを演じて、7回5安打1失点。やっと1点の援護をもらった七回、先頭の坂本を歩かせて浅野に適時二塁打された。(試合は八回、ハーンが岡本和真に3ランを打たれて敗れた)
しつこいようだが、ファンのみなさんにはカープナイン、新井監督以下コーチ陣らに対する誹謗中傷は恥だと思って自覚して欲しい。そんなことやってる場合じゃない、今夜負ければわずかに残っているVの目が消える。しっかり応援してこそのファンだ。