画像はファン感謝デー、マツダスタジアムの様子
秋晴れのマツダスタジアムで11月23日、カープファン感謝デーが開催された。
チームが25年ぶりにリーグ優勝を果たした2016年のファン感謝デーでは、開催日前日の22日夕方から“徹夜組”がスタジアム周辺に集まり始めて、寒風の中、順番待ちの行列ができた。そして当日未明にJRと広島電鉄の始発便が動き出すころには行列がイッキに長くなって午前5時過ぎにはとうとうその最後尾がJR広島駅前に達するような異常事態になった。
ファン感フィーバー!?はその後も続いたが、コロナ禍でのオンライン開催を挟み、異常事態は沈静化した。
今回も“徹夜組”は出たものの、かつてのような混乱はなく、午前・午後ともファンの入退場など、イベント運営は円滑だった。
グラウンドでは選手とファンが一緒になって様々なイベントが展開され、時折吹く風の冷たさよりもスタジアムの熱気の方が上回った。
グラウンドでスラィリーと触れ合うこどもたちも大喜び
一瞬、小雨がパラつき虹も出た
そんな中、一番盛り上がった?のが「カープドリームマッチスポーツ3番勝負」。選手たちがグラウンドに設置された臨時のフットサル、バスケコートで、普段ではまず見られない足技やロングフリースローを披露した。
ゴール前を大瀬良大地と中崎翔太が固める実戦フットサルでは、両軍最初の得点を決めた大盛稔がシュートと同時に大瀬良大地の上に倒れ込むという、いきなりの珍プレー。その“巨体”を武器に“カウンター”を狙った矢崎拓也は、同じくヘビー級守護神・中崎翔太の守るゴールに迫る前に潰された。
恒例の2025年キャッチフレーズ発表もあり「遮二無二」と(しゃにむに)のボードが堂林翔太翔太選手会長によって掲げられた。
今季のキャッチフレーズは「勝者(しゃ)」になるという強い意志などを込めた「しゃ!」だったが、思えば9月の勝負どころでそんな声は現場からまったく聞かれなくなり、耳にするのはローカルCMぐらいだった。(だから、よけいに浮いていた)
2024年スローガンを「横浜進化」としたDeNAは、その意気込みをそのまま夏場以降の反転攻勢で表現した。
さて、来年、実りの秋を迎えるのは、今季「しゃ!」から3位の「座」を奪い日本一になったDeNAか?それとも「遮二無二」闘い、「横浜連覇」を掲げるライバルを倒し、1年遅れで日本一の座に上り詰めることになる「広島」か…
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