春の高校野球中国大会が5月30日に開幕、倉敷マスカットスタジアムで開催。連覇を狙った広島の広陵は岡山3位の興譲館に1-2のスコアで競り負けた。
二回に先制された広陵は三回、同点に追いついたが五回に犠牲フライで勝ち越され、その後は興譲館先発の三宅和をとらえきれず6安打の打線は迫力を欠いた。
広陵は広島県大会6試合で45得点、5失点と投打に渡り充実した数字を残していたが、中国大会では力を発揮できなかった。
近年、広島の相対的地位の低下を懸念する声があがっており、県内指導者が横の繋がりを強化するなど、新たな試みも始まる中、今回の県代表の初戦敗退で改めて課題が浮かび上がったかっこう。
開催地の岡山勢では岡山4位の創志学園が鳥取商に2-0で完封勝ち。同2位の玉島商は延長十回、2-1で下関国際(山口)に競り勝った。
同1位の倉敷商は松江商(島根)に1-2で敗れた。
31日には、創志学園-松江商、玉島商-興譲館の準決勝が行われる。