今季25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島が12月13日、広島市中区のホテルで新入団選手6人の入団会見を行った。
ひな壇の真ん中に座ったドラフト1位の即戦力候補、加藤拓也投手(慶大)は「リーグ連覇、日本一に貢献したい」と力強かった。
あのマエケンの入団時と同じ34番を背負うドラフト2位左腕の高橋昴也投手(花咲徳栄高等学校)も「チームの力になれるように頑張ります」とキッパリ。ドラフト4位指名の床田寛樹投手(中部学院大学)は「勝てるピッチャーに。エースと呼ばれるようなピッチャーになりたい。開幕から一軍で…」とこちらも勇ましかった。
またドラフト5位指名のアドゥワ誠投手(松山聖陵高等学校)は「黒田投手のように男気ある投手になりたい」と話した。
以下ドラフト指名順
加藤拓也 背番号13 投手
1994年12月31日生まれ、21歳、175センチ、90キロ、右投右打、東京都出身、慶応義塾高等学校~慶応義塾大学、東京六大学リーグ通算26勝。最速153キロの本格右腕。落差のあるフォーク(スプリット)はカウント球と2種類。スライダーもいい。
高橋昴也 背番号34 投手
1998年9月27日生まれ、18歳、181センチ、86キロ、左投左打、埼玉県出身、花咲徳栄高等学校、左腕から繰り出す最速152キロの真っ直ぐが最大の魅力。二年の夏から3季連続で甲子園へ。三年夏の甲子園では3試合に投げたがいっずれも最高球速145キロ以上と球の力が増した。
床田寛樹 背番号28 投手
1998年9月27日生まれ、21歳、182センチ、74キロ、左投左打、兵庫県出身、箕面学園高等学校~中部学院大学、しなやかなフォームから切れ味鋭いスライダー、落差のあるカーブを繰り出す。真っ直ぐの最高球速は148キロ。スタミナもある。
坂倉将吾 背番号61 捕手
1998年5月29日生まれ、18歳、177センチ、82キロ、右投左打、千葉県出身、日本大学第三高等学校、巧みなインサイドワークと打撃がウリ。「打てる捕手」を目指す。高校時代は一年秋から四番。
アドゥア誠 背番号48 投手
1998年10月2日生まれ、18歳、196センチ、80キロ、右投右打、熊本県出身、松山聖陵高等学校、長身から投げ下ろす真っ直ぐはMAX145キロ。今夏の甲子園出場の原動力になった。チェンジアップ、スライダーが武器。ナイジェリア人の父とバレーボール選手だった母親譲りのフィジカル、何と言っても手足が長い。
長井良太 背番号65 投手
1999年1月15日生まれ、17歳、181センチ、77キロ、右投右打、兵庫県出身、つくば秀英高等学校、地元の神戸市長田中学では軟式の捕手。高校一年秋、捕手から投手に転向。130キロそこそこだったのに二年の夏には149キロを記録して周囲を驚かせた。