はかないコイ…。広島が2011年の10連敗以来となる9連敗で、とうとう最大12あった貯金を1にした。
交流戦前までに5連勝をマークした広島のルーキー右腕、大瀬良は交流戦に入ったとたん3戦2敗と失速。しかし、巻き返しを誓ったこの日の先発マウンドでもぱっとせず、五回までにロッテ打線に11安打を浴び3点を失った。
2012年9月と並ぶ8連敗を喫しあとがない広島は六回に反撃開始。菊池の適時打で2点差に迫ると、丸の8号スリーランで4対3と試合をひっくり返した。
だが、それも束の間、その裏、2番手の今村が今江に同点適時三塁打を許し試合は振り出しに。
八回、3人目は中継ぎエースの中田。だが中田は試合前の練習中に打球を左腕に受けるアクシデントがあり、病院での検査などに時間をとられ準備の方はもうひとつ。案の定、ロッテ上位打線に連打されあっさりと勝ち越されると、救援した久本も打たれてこの回、合計4失点…。
けっきょく8対4のダブルスコアで敗れた広島は2011年交流戦で喫した10連敗の時以来の9連敗となった。