広島が2011年以来となる9連敗を喫した。QVCマリンに詰めかけた大勢のカープファンの声援を受け六回、丸の8号スリーランなどで一度は4対3と試合をひっくり返したが、中継ぎ陣がロッテ打線につかまり8対4の完敗となった。
8連敗は2012年の交流戦で一度あった。
そして2011年には10連敗が一度…。これもやはり交流戦だった。
マーティー・ブラウン前監督の最終年(2009年)、広島は交流戦で3位に食い込んだ。
しかし野村監督の下ではこれで5シーズン連続勝率5割以下。どうみても野村監督にとっての交流戦は鬼門である。
2011年の10連敗を改めて見返してみるとすさまじい記録と記憶が蘇ってくる。
5月25日からの西武2連戦(マツダ)はスコアが0-5、2-3だった。
札幌に移動して日本ハム戦で0-1、0-1、仙台に移動して楽天にも0-1、0-3。
ちなみに3試合連続の0-1負けは球団史上初の不名誉記録。さらにスコアボードにゼロが続いた結果、最終的には50イニング連続無得点のセ・リーグワースト記録もついてきた。
このあとマツダスタジアム戻ってのオリックス戦も3-6、2-5でついに交流戦最下位転落。
相手がソフトバンクに変わっても0-1、2-17で、締めて10連敗。そして連敗記録を止めたのは…、
そう明日のQVCマリンで先発する予定のバリントンである。