第93回選抜高校野球第8日、第1試合(3月27日)第93回選抜高校野球第8日、第1試合(3月27日)
1回戦で延長12回サヨナラ勝ちした広島新庄が優勝候補筆頭の智弁学園(和歌山)と2回戦で激突した。
「3点」取れればという広島新庄が、1年生の夏から甲子園を経験している右腕小畠から先制点。二回、先頭の花田が左前打して暴投で二進。二死から七番平田がインハイの真っすぐを詰まりながら左前に弾き返した。
1回戦に続く先発の花田はマウンドでも“らしさ”を発揮。真っすぐで押した上田西戦から一転、カットボール、カーブ、落ちる球を織り交ぜ強力打線から初回はゴロアウト3つ。二回には先頭の四番山下に四球を与えたが一死二塁から絶妙の牽制球を投げて自らピンチを脱した。
花田は三回も一八番の中陳に高目の真っすぐを左越え二塁打され再び一死二塁。二死三塁から一番岡島を歩かせ二番垪和の強い遊ゴロを好捕したショート瀬尾が二塁に送球したがこれが外野に抜けて同点。続く前川の打球はショート後方への飛球。ここも瀬尾がよく追いついたがグラブからこぼれて適時打となって1−2と勝ち越された。
さらに二死一、三塁から山下に粘られ7球目、高く浮いた真っすぐを右前打されて3点目を失った。
3点までがリミットと考える広島新庄ベンチは四回から秋山にスイッチ。しかし先頭の六番上垣にスライダーをレフト線二塁打され、続く森田にはスリーバントを決められれると中陳に初球を打たれこれが中犠飛になった。
1回戦ではリリーフした直後から低目を突いた秋山だが智弁学園打線は低目ボール球に手を出してこない。高目に浮いたボールはことごとく狙われた。
四回に26球を投じた秋山は五回に入ると本来の投球を取り戻した。先頭の前川に右前打されたが山下への内角球が決まって見逃し三振。暴投で二塁に走者を背負っても後続を断った。
しかし六回、一死から内野安打と二盗で二死二塁とされた秋山はこの日62球目が高目に浮いて岡島に左前打され1−5とされた。
智弁学園の小畠は七回までで95球。広島新庄打線は四回以降ヒットなしの3安打で内野ゴロ16個。八回、先頭の秋山が左前打。一死から一番に戻って大可も左前打。二死から三番瀬尾がしぶとく中前打して1点を返してなお二死二、三塁で花田。
一発出れば同点の場面…しかし投ゴロ。
秋山は自慢の低目に沈む球を駆使して七、八回を6人で抑えた。
そして広島新庄、九回の攻撃は左打者4人、五番藤川から。ファウルで粘るが二ゴロ。
六番福本は1−1から打たされて左飛。
そして二回適時打の平田。2つファウルのあとの小畠123球目、真っすぐが低目に入ってストライクのコールでゲームセット。広島新庄ベスト8には届かなかった。
1回戦で延長12回サヨナラ勝ちした広島新庄が優勝候補筆頭の智弁学園(和歌山)と2回戦で激突した。
「3点」取れればという広島新庄が、1年生の夏から甲子園を経験している右腕小畠から先制点。二回、先頭の花田が左前打して暴投で二進。二死から七番平田がインハイの真っすぐを詰まりながら左前に弾き返した。
1回戦に続く先発の花田はマウンドでも“らしさ”を発揮。真っすぐで押した上田西戦から一転、カットボール、カーブ、落ちる球を織り交ぜ強力打線から初回はゴロアウト3つ。二回には先頭の四番山下に四球を与えたが一死二塁から絶妙の牽制球を投げて自らピンチを脱した。
花田は三回も一八番の中陳に高目の真っすぐを左越え二塁打され再び一死二塁。二死三塁から一番岡島を歩かせ二番垪和の強い遊ゴロを好捕したショート瀬尾が二塁に送球したがこれが外野に抜けて同点。続く前川の打球はショート後方への飛球。ここも瀬尾がよく追いついたがグラブからこぼれて適時打となって1−2と勝ち越された。
さらに二死一、三塁から山下に粘られ7球目、高く浮いた真っすぐを右前打されて3点目を失った。
3点までがリミットと考える広島新庄ベンチは四回から秋山にスイッチ。しかし先頭の六番上垣にスライダーをレフト線二塁打され、続く森田にはスリーバントを決められれると中陳に初球を打たれこれが中犠飛になった。
1回戦ではリリーフした直後から低目を突いた秋山だが智弁学園打線は低目ボール球に手を出してこない。高目に浮いたボールはことごとく狙われた。
四回に26球を投じた秋山は五回に入ると本来の投球を取り戻した。先頭の前川に右前打されたが山下への内角球が決まって見逃し三振。暴投で二塁に走者を背負っても後続を断った。
しかし六回、一死から内野安打と二盗で二死二塁とされた秋山はこの日62球目が高目に浮いて岡島に左前打され1−5とされた。
智弁学園の小畠は七回までで95球。広島新庄打線は四回以降ヒットなしの3安打で内野ゴロ16個。八回、先頭の秋山が左前打。一死から一番に戻って大可も左前打。二死から三番瀬尾がしぶとく中前打して1点を返してなお二死二、三塁で花田。
一発出れば同点の場面…だったが投ゴロ。
秋山は自慢の低目に沈む球を駆使して七回、八回を3人ずつて抑え込んだ。
迎えた九回、広島新庄の攻撃は五番藤川から。左打者が続く中、ファウル凡打、ファウル凡打で二死となり先制適時打の平田が見逃した小畠の123球目がストライクとなってゲームセット。広島新庄のベスト8入りはならなかった。
試合後、智弁学園の小坂監督は「一巡目と二巡目で配球パターンが変わる中、三、四番がうまく対応してくれた」と超高校級の二人を褒めた。
敗れた広島新庄の宇多村監督は「三回の集中打はひとつずつアウトを取ろうとしたけど相手が上回っていた。八回には粘りが出て夏の収穫になった」と前を向いた。
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速報!広島新庄vs上田西、質の高い投手戦は0-0で延長死闘へ、互いに無失策のまま新庄・四番花田サヨナラ打 | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
(2021年3月23日掲載)