画像は森下暢仁
マツダスタジアムで巨人を3つ叩いた広島は、移動日なしで5月16日からの甲子園球場、阪神3連戦に臨む。
首位阪神と2位広島の主な数字はほぼ互角。そして開幕戦も含めて今夜が3度目の投げ合いとなる森下暢仁、村上頌樹の両右腕の数字からも”究極の投げ合い”が予想される。
以下、田辺一球広島魂|note より「試合の見どころ」を流用する。
今夜の甲子園は究極の右腕対決、森下暢仁vs村上頌樹、柵越えされた方が負ける?阪神-広島7回戦見どころ(5月16日午後6時開始予定、甲子園球場)
予告先発
広島・森下暢仁(3勝3敗、2・29)
阪神・村上頌樹(6勝1敗、1・78)
このチャンネルは、コイの未来日記?
巨人に3タテ!という結果になった。第1戦の前に、この場でこう綴った。
<広島としては叩くなら今!4月11日からの地元3連戦では相手のミスに乗じて3連勝をマークしたが、今回は向こうもマツダスタジアムの芝などに慣れただろうから、ガチンコで勝っていく必要がある。巨人はあすが防御率2・43の井上温大、第3戦が防御率リーグトップ0・45の山崎伊織。>
で、第1戦では戸郷翔征を叩いて5回4失点KO。さらに<待望の一軍復帰となった秋山翔吾とモンテロにも注目だ。>という一節で第1戦の「見どころ」を締めたら、モンテロが延長十二回にサヨナラ打を放ち、お立ち台で「サイコーデース!」と叫んだ。
第2戦の見どころでは、ピックアップして激励を送った矢野雅哉と大瀬良大地がやはりお立ち台に上がった。
第3戦はぴったり賞(もちろん何ももらえない)だった。
<ドミンゲスは投げてみないと分からない。5月1日の東京ドームでは5回3安打3四球で岡本和真のソロなど2失点だったがそこらあたりがMAXだろう。>と予想した。結果は4回2/3、1失点だった。
極めつけは<3連勝の勢いで、敵地に乗り込むためには難敵、山崎伊織から4点は奪いたい…(山崎伊織は開幕から5戦連続で無失点のあと前回の阪神戦で5回4失点、森下翔太にタイムリーと2ランを打たれた)>の部分。
「4点」取れ!、の当チャンネル指令?に、小園海斗が一発回答した。
この能力を使えばtotoも当たり放題…と思って購入してはみるが、たぶん100打数1安打にもなってない。どういうこと?
さて、きょうに関しては、それじゃこの場で「10点取れ」と書けばどうなるか?いや、「村上頌樹から3点取れ」も書けない。山崎伊織を倒した打線も、今夜は苦戦必至という予想が立つ。
村上頌樹は甲子園での3戦連続完封勝ちを目指してマウンドに上がる。前回の中日戦が7安打完封、その前のヤクルト戦が5安打完封。要するに5月は完封勝ちのみ。その前が4月25日の巨人戦で、8回6安打、内野ゴロの間の1失点のみ、だった。
その前が、村上頌樹にとっては不覚の4月18日の広島戦(甲子園)。4回102球7安打5失点KO負け。1イニング54球のファウル地獄に引き込まれた。村上頌樹は今季7試合に投げて自責10だが、その半分はこの試合、ということになる。
その日の打線は…
ファースト二俣翔一
ショート矢野雅哉
サード小園海斗
ライト末包昇大
センター野間峻祥
レフトファビアン
セカンド菊池涼介
キャッチャー曾澤翼
ピッチャー森下暢仁
ちなみに二回の広島の攻撃時間は38分だった。延々と投げ続けた村上頌樹にとって、これほどの屈辱はない。野間峻祥、菊池涼介、ファビアンの3連打に始まり、打者10人で5点を奪った。
投げ合った森下暢仁の方は9回124球4安打2失点で完投勝利。初回に四球絡みで失点したが、二回以降は1安打ピッチングだった。
その前に二人が投げ合ったのが開幕戦。森下暢仁は7回4安打2失点(初回、佐藤輝明の2ラン)で負け投手。村上頌樹は8回2/3、4安打7三振1四球で準完封。九回、一死から矢野雅哉に四球、小園海斗に右前打されてモンテロを二飛に取ったところで交代となった。
きのうも記したが、5月15日時点での阪神と広島の数字はこうだ。
阪神20勝15敗2分け 打率・244 本塁打22 防御率2・26 得点128 失点93
広島20勝16敗1分け 打率・254 本塁打18 防御率2・35 得点129 失点98
データ的には互角だから、当然ホームの阪神が有利。1イニング当たりの被安打+与四球を示すWHIPは村上頌樹が0・85、森下暢仁が0・86でやはり互角で「極めて優秀」な数字になっている。
ランナーがひとりでも出れば、そこからどうやって得点につなげていくか?あるいはホームランの出にくい甲子園で、柵越えが勝者と敗者を分けてしまうのだろうか?そうなった場合は村上頌樹被本塁打1、森下暢仁のそれは3で村上頌樹が有利…
森下暢仁は4月18日の時点で自身3連勝!のあと3試合続けて勝てていない(0勝2敗)。森下翔太、佐藤輝明の三、四番とガチンコ勝負するためには、ランナーを置かないことが鉄則。打率・285でリーグ11位の近本光司、打率・316はリーグ3位、出塁率・399はリーグトップの中野拓夢を塁に出さない、という難易度の高いタスクに、スタメンマスクをかぶり続ける坂倉将吾がどう挑むかも注目される。
ひろスポ!関連情報~
「ひろスポ!」で動きをつかみ「広島魂」でカープを深く識る-
広島スポーツ情報サイト「ひろスポ!」と情報共有の<田辺一球広島魂note >は、中国放送2000年開始の「RCCカープ」(現在の「カーチカチ!」)内「記者一球」から日々の更新が続き、全国のカープファンに愛され連載1万回まであと少し…
田辺一球広島魂|note
ひろスポ!関連記事
森下暢仁援護の広島打線恐るべし…1イニング34球撃沈の戸郷翔征に続き、今度は1イニング54球の村上頌樹をファウル地獄に引き込む | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア(2025年4月18日掲載)
開幕投手明暗…初球ストライクの村上頌樹は8回2/3勝ち投手、佐藤輝明に2ラン許した森下暢仁は初球ボールで7回降板負け投手 | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア(2025年3月28日掲載)